( 307029 )  2025/07/13 03:52:47  
00

藤井聡氏は、12日のABCテレビ番組で、トランプ大統領が日本製品に25%の関税を課すとした通告について特集された際、石破首相の発言を批判しました。

彼は「なめられてたまるか」の表現を「侮辱を許さない」と解釈し、また「戦い」という言葉が交渉ではなく敵対的行為を意味する可能性があると指摘しました。

外務省も翻訳の調整に追われ、「リラックスした英語になっている」と述べました。

藤井氏によれば、国民の前で発言したことは、技術的に宣戦布告とも取れるという意見を持っています。

(要約)

( 307031 )  2025/07/13 03:52:47  
00

 藤井聡氏 

 

 12日のABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」では、米ドナルド・トランプ大統領が日本製品に25%の関税を課すと石破茂首相宛の書簡で通告してきた件を特集した。 

 

 番組では石破首相が街頭演説で「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか」と発言したことも伝えられた。 

 

 京大大学院教授の藤井聡氏は、石破首相の演説発言に「驚愕したんです。歴史上最大の失言になり得る言葉です」と指摘した。 

 

 「なめられてたまるか」は「日本語だったら軽いじゃれあいにも聞こえますけど、理屈で言うと、なめるということは侮辱するということ。たまるかは、耐えられない、許さない」と指摘し、激しく直訳すると「トランプよ、侮辱していることを俺は絶対に許さない」になると語った。 

 

 石破首相発言の「戦い」も「トランプはディール(交渉)をしようと言ってきている。ディールは相手の立場を理解しながら交渉するものですけど、戦いは相手を潰す行為です」とし「これ字義通りに訳されたらアウトですわ。それやったら35%とか40%とかやったるわと言われてもしょうがない」と語った。 

 

 藤井氏は、解説役で出演した、かつて事務方トップで第1次トランプ政権と交渉した渋谷和久氏に聞いて驚いたとして「外務省、めちゃくちゃ焦ったらしいです」とも。 

 

 「密室で言うんやったらいいけど、(演説で)国民の前で宣戦布告したことになりますからね、訳し方によったら」。 

 

 外務省も焦って翻訳調整をしたようだとし「ロイターの記事が出たんですけど、めちゃくちゃライトな英語になってる。ものすごいぬるく訳してくれたんで、トランプは気付かない可能性はある」と語った。 

 

 

 
 

IMAGE