( 307144 )  2025/07/13 06:07:19  
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夏の肌の露出が増える時期に、男性向け体毛ケア家電の販売が活発化している。

パナソニックやP&G、ヤーマンなどのメーカーが、剛毛処理機能や使い心地をアピールし、売上を伸ばしている。

特に、男性の美容意識の高まりが追い風とされ、家電量販店では男性客からの質問が増えている。

調査によると、最近は美容家電やサロンの利用が男性の意識を変えているとのこと。

(要約)

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「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」に並ぶ男性用「体毛ケア」家電=1日、東京都千代田区 

 

 肌の露出が増える夏を迎え、家電メーカー各社が男性向けの「体毛ケア」製品の販売に力を入れている。 

 

 美容意識が高い男性の増加を追い風に、脚や腹などの剛毛を一掃できる機能や使い心地をアピールし、売り上げを伸ばしている。 

 

 パナソニックの体毛処理器「ボディトリマー」(想定価格1万3200円)は、切れ味にこだわった日本製の刃とデリケートゾーンまでそりやすいスティック形状が特徴。2017年の発売から約8年で累計出荷が100万台を突破した。6月には新モデルを発売。マーケティング担当者は「前年比2桁成長を目指す」と鼻息が荒い。 

 

 米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の体毛処理器「ブラウン ボディグルーマー シリーズ7」(同1万4000円)は人工知能(AI)を搭載。毛の濃さに応じて出力を自動調整するという。ヤーマンの光美容器「レイボーテヴィーナス ビューティースキン」(販売価格12万1000円)は強力な光を照射して毛の成長を抑え、生えにくくする。主なターゲットは女性だが、男性の濃いひげにも対応している。 

 

 家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」(東京)の男性用美容器具売り場担当者によると、この2、3年で商品について質問する男性客が増えたという。同店の売り場で品定めをしていた男子大学生(21)は「男性も脚の毛をケアするのは当たり前」と話した。 

 

 リクルート(東京)が15~69歳の男性6600人を対象に実施した調査では、過去1年間に1回以上医療脱毛を利用したと答えたのは5.0%(24年下半期調査)で、脱毛サロンは5.6%(25年上半期調査)だった。同社の田中公子研究員は「美容家電やサロンの増加も男性の意識を変えている」と指摘する。  

 

 

 
 

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