( 307299 )  2025/07/14 04:22:58  
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大阪府知事や市長を務めた橋下徹氏は、静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称問題に関して、卒業と除籍の違いについて疑問を呈した。

田久保市長は、過去に「東洋大卒」と広報していたが、実際には除籍状態であることが発覚し、市議会で辞職勧告が可決された。

橋下氏は除籍と卒業が市長の能力に大きく影響しないとの見解を示し、田久保氏に対し卒業証書の提示やわかりやすい説明を求めた。

また、田久保氏が出馬を考えている出直し市長選について、刑事処分を待つ必要があると述べた。

(要約)

( 307301 )  2025/07/14 04:22:58  
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橋下徹氏(2023年7月) 

 

 大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は13日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に生出演。 

 

 学歴詐称疑惑に揺れる静岡県伊東市の田久保真紀市長の問題をめぐり「除籍と卒業、そんなに違いありますかね」と指摘した。 

 

 田久保市長は2日の会見で、市の広報誌などで「東洋大卒」と紹介していた自身の学歴について「除籍であることが判明した」と述べた。市議会では辞職勧告決議が可決された。田久保氏は7日の会見で、「卒業証書」などの書類を静岡地検に提出し、真偽の確認を含め公選法違反に該当するか捜査に任せると述べた。その上で、近く市長を辞職し、出直し選に出馬する意向を示した。 

 

 番組のラストでこのニュースについてコメントした橋下氏は「除籍と卒業、そんなに違いありますかね」と指摘。「ぼくとほぼ同じ年。ぼくが通っていたころの大学なんて、かなりいいかげんで、授業の出席なんてとっていなかったし、試験もリポートを写すとかで、どんどん卒業していっている。全部の大学ではなく、そういう大学もあった」と、私見をまじえながら指摘した。 

 

 

 

 その上で「入学はしている以上、除籍と卒業で、そんなに市長の能力に影響するものではないと、ぼくは思っている」と述べた。「今回は『うその程度の話』であって、であれば、入学しているし、報道によれば卒業間際まで在籍していた在籍証明書もあると。分からないですが、学費が払えなかったからの除籍なのかどうなのか。そこは、市長が説明すればいい話」と、田久保氏の説明不足との認識を示した。 

 

 「よくないのは(卒業証書などの)チラ見せとか、卒業証書は金庫に保管しているとか。いや、出して」とも指摘。「それだったら除籍と卒業は、ちょっとそんなに、あんまり程度は関係ないんじゃないですか。市長をどうしてもやりたから、もう1回やらせてくださいと説明すればいい」とも述べ、これに、番組進行役の1人でもある梅津弥英子アナウンサーも「正々堂々と、なぜ言えないのかというところ」と応じた。 

 

 橋下氏はまた、田久保氏が立候補を明言している出直し市長選について「刑事の処分を待ってからじゃないと、偽造とかがあれば市長選はおかしくなりますから」と述べ、出直し市長選には一定の時間がかかるとの認識も示した。 

 

 

 
 

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