( 307601 ) 2025/07/15 04:58:06 0 00 玉川徹氏(2019年撮影)
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が14日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。20日投開票の参院選で争点に急浮上している「外国人政策」について、人々の関心の高まりに危機感を募らせた。
番組では、X(旧ツイッター)上で「消費税」「減税」「給付」など政策に関するワードを含む投稿数がどのように推移したかを調べた「ANN 参院選 X全量調査」の結果を紹介。公示以降「外国人問題」のワードが急増していることを伝えた。
玉川氏は「政治がある属性の人たちをやり玉にして、それに多くの日本人が反応しているという状況が僕は怖いです」と率直に語ると、「今は『区別してるんだ』って言い方をすると思うんです。でも区別って容易に差別に結びきますから」と危惧した。
また「『私、日本人だから大丈夫』って思ってる人もいっぱいいると思う。だけど、日本人だってもしかしたら差別の対象になっていく」。さらに「戦前に『非国民』という言葉がありました。当然ながら非国民と言われた人は、みんな日本で生まれて日本で育った日本人。だけど『お前はそういう考え方をしていると国民としては認めない』という形で非国民とされた」と説明し、その上で「ある属性の人を区別して差別していくことになったら、日本人だって同じ目に遭う人が出てきてもおかしくない。同じ延長上の話だから」と語った。
玉川氏は「外国人問題」が参院選の争点に急浮上していることについて「非常に危険だと思っている。正直言えば、自分の中にも差別意識がありますから」と告白。「それを自覚しているので、だからリアルに怖いんですよね。そういう部分をなんとか抑えなきゃいけないって自分で考えながら生きてるから。でもそういうふうなものを政治がお墨付きを与えて、表に出していいんだってことになっちゃったら、それはもういつか自分に返ってくると思ってます」と自戒を込めつつ訴えた。
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