( 307704 )  2025/07/15 07:02:36  
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日本銀行が発表した6月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、生活に「ゆとりがなくなってきた」と感じる人の割合が61.0%に達し、約16年ぶりの高水準となった。

理由として「物価が上がったから」と答えた人は93.7%で、過去最高を記録。

1年後の物価上昇見通しも過去最高の12.8%に達し、85.1%の人が物価が上がると予想している。

景況感指数はマイナス67.0で、前回調査から悪化している。

調査期間は5月1日から6月3日で、2016人が回答した。

(要約)

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日本銀行本店 

 

 日本銀行が14日発表した6月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年前と比べて生活に「ゆとりがなくなってきた」と回答した人の割合は3月の前回調査から5・1ポイント増の61・0%だった。リーマン・ショック後の2009年3月以来、約16年ぶりの高水準だった。 

 

 ゆとりがなくなってきたと回答した人のうち、理由(複数回答)について「物価が上がったから」と答えた人は2・4ポイント増の93・7%。比較可能な06年9月以降で最も高くなった。 

 

 1年後の物価の見通しについては、回答の平均値が「12・8%上昇」で過去最高となった。1年後に物価が「上がる」と回答した人の割合は85・1%、5年後に「上がる」とした人は83・1%だった。コメなどの価格上昇の影響を受けたとみられる。 

 

 現在の景気が1年前と比べて「良くなった」から「悪くなった」の割合を引いた景況感指数はマイナス67・0で、前回調査から7・2ポイント悪化した。 

 

 調査は5月1日~6月3日に行い、2016人から回答を得た。 

 

 

 
 

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