( 307764 )  2025/07/15 08:09:08  
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元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、番組「羽鳥慎一モーニングショー」で参院選の争点として浮上している外国人政策について言及した。

最近の調査によると、外国人問題に関する投稿が急増しており、玉川氏は政治が特定の属性を持つ人々を標的にすることの危険性を指摘した。

彼は、差別意識を自覚しつつも政治がそれを助長することが自身に返ってくる可能性を考慮し、非常に危険だと警鐘を鳴らした。

(要約)

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テレビ朝日社屋 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が14日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。参院選(20日投開票)の争点の1つとして、外国人政策が浮上していることに言及した。 

 

 番組では、ANNの参院選のX全量調査の主な政策に関するワードを含む投稿数の推移で、3日の公示日以降「外国人問題」が急増していると伝えた。投稿数(3~12日)は「外国人問題」が384万件、「消費税」172万件、「減税」140万件、「憲法改正」76万件となっているという。 

 

 玉川氏は「外国人を今、問題にしていますけど、政治が、ある属性の人たちをやり玉に挙げて、それに多くの日本人が反応しているという状況は、僕は怖いんですね」と言い、「これ、今は区別してるんだって言い方すると思うんですよ。でも区別は容易に差別に結びつきますから。外国人という属性の人たちを区別してどうにかしようって話が政治の世界でって話をしたんですけど、“私、日本人だから大丈夫”って思ってる人もいっぱいいると思う。だけど、日本人だってもしかして差別の対象になっていく」と指摘。 

 

 そして、「戦前に非国民という言葉がありました。当然ながら非国民と言われた人はみんな日本で生まれて日本で育った日本人ですよ。だけど“お前はそういう考え方をしてると、国民としては認めない”っていう形で非国民としたんですね」とし、「ある属性の人を区別して差別していくようなことになったら日本人だって同じような目に遭う人たちが出てきてもおかしくないと僕は思っているんですよ。同じ延長上の話だから」と述べた。 

 

 そのうえで「だから僕はこういうことが今、急浮上しているというのは非常に危険だと思う。正直言えば、自分の中には差別意識がありますから。それを自分自身で自覚しているので、だからリアルに怖いんですよね」と言い、「そういう部分を何とか抑えなきゃいけないって自分で考えながら生きてるから。そういうものを政治がお墨付きを与えて表に出していいんだってことになっちゃったら、それはいつか自分に返って来ると僕は思っています」と自身の考えを述べた。 

 

 

 
 

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