( 308641 ) 2025/07/19 03:33:47 0 00 参政党・神谷宗幣代表(2025年6月25日撮影)
参政党の神谷宗幣代表が2025年7月18日の街頭演説で、同党が25年5月に発表した憲法構想案への批判について、「あれが足りない、これが足りない。憲法分かってない。アホだ、バカだ、チョンだ(とバカにされる)」などと表現した。この神谷氏の発言が差別的だと批判が出ている。
■「チョン」発言の箇所の全文
「チョン」は、韓国・朝鮮人に対する差別的な表現として使われる。例えば共同通信社「記者ハンドブック第14版」に掲載された「差別語、不快語」の項目では、「バカチョンカメラ」を「簡易カメラ」「軽量カメラ」に置き換えるように書かれている。
18日の三重県四日市市の街頭演説で、神谷氏は先述した内容を発言。「チョン」という表現を用いた直後に、「チョンって言ったらダメだ。ごめんなさい、いまのカット!あぁ、また言っちゃった」と謝罪した。
続けて、「これ切り取られるわけですよ。まぁいいですけどね、言っちゃったから」としつつも、「私がちょっとでも差別的なことを言うと、すぐ記事になるんですよ。でも、参政党を叩く人たちの差別発言はどうですか?」と批判した。
その後も演説を続けた神谷氏は、「チョン」の発言に改めて言及した。「さっきの差別的な発言はごめんなさい。訂正します。あれは私が悪い」と謝罪した。
神谷氏は同日、Xでも釈明した。「この発言は参政党への過剰な批判を引用したものであり、差別や侮辱の意図で発言したわけではありません」と説明し、次のように「今後は表現に注意」するとしている。
「『チョン』という語には『愚か者』などの俗語的用法もありますが、差別語と受け取られうる表現であったことは認識し、直後に訂正しました。不快に感じる方もいると思ったからです。この点、今後は表現に注意します」
▽発言箇所の全文
「参政党は出来てまだ5年の党。そして、法律家でもない素人の国民が『こういう国だったらいいよね』という思いをまとめて、こういう理想を掲げただけですよ。それを『あれが足りない、これが足りない。憲法分かってない。アホだ、バカだ、チョンだ』と...。
『チョン』って言ったらダメだ。ごめんなさい、今のカット!あぁ、また言っちゃった。これ切り取られるわけですよ。まぁいいですけどね、言っちゃったから。そういうことを言って、バカにするわけですよ。ひどいよね、私がちょっとでも差別的なことを言うと、すぐ記事になるんですよ。でも、参政党を叩く人たちの差別発言はどうですか?」
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