( 309361 ) 2025/07/21 05:28:30 0 00 地域政党「再生の道」の会見に出席する吉田あや氏
20日投開票の参院選で、東京選挙区(改選7、立候補32人)から立候補していた地域政党「再生の道」(石丸伸二代表)の吉田あや氏(40)が落選が確実となった。
吉田氏は選挙期間中、都内23区を中心に1日10箇所前後の演説を展開。SNS展開を並行させつつも、街頭演説にこだわった。「地ベタっていうのは全力でやりながら、いかにSNSでどこまで拡散できるか」。3日の公示後の9日昼には、炎天下のJR秋葉原駅で熱弁を振るっていた。
政治参加の経緯の1つに自身の子供について語っていた。「私は4歳の息子がいるんです。障がいがあります」と選挙カーの上から呼びかけた。ダウン症だという。「障がいがあるとちょっと生活が大変だったり、ゆっくりするんですけど。私が仕事復帰しようと思った時に保育園に落ちました。10箇所行ったのに断られたんです。理由は保育士が足りないから。障がいがある子を迎え入れるには、先生をもう1人充てなくてちゃいけない。それ自体、保育園や保育士が悪いわけではありません」と経緯を説明した。
その上で「なんで同じ税金を払っているのに、社会サービスを同じように受けられないのか。非常に憤りました。そんな時に不満をブーブー言ってたんですが、石丸が1月に政治団体を立ち上げたんです。そしてビジネスの経験で政治を変えていこう、世の中をもっとよくしていこう、そんなコンセプトに共感しました」と明かした。
演説開始当初少なかった聴衆が選挙戦終盤にかけて徐々に伸びていった。X(旧ツイッター)でも「
」がトレンド入りする日もあった。18日の石丸氏との合同街頭演説の時にはしっかり日焼けし、声は枯れていた。選挙戦最終盤の19、20日には石丸氏とともに街頭演説。マイク納めとなった20日のJR赤羽駅東口の街頭演説には約4000人が詰めかけた。
石丸氏が合流を呼びかけた「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が電撃合流。石丸氏、ひろゆき氏と3人で選挙カーの上に立ち、最終演説を展開した。
吉田氏は4月の会見で参院選の立候補を表明。茨城県出身で上智大外国語学部ロシア語学科を卒業。09年4月に日本貿易振興機構(JETRO)へ入社。その後、外務省在外公館派遣員制度を利用し、在ロシア日本国大使館勤務がある。元々は都議選の出馬を検討していたが、石丸代表からのオファーで決心。立候補するため、勤務先を退社した。
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