( 309369 )  2025/07/21 05:40:22  
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自民党は開票センターで投票結果を見守る中、過半数維持が難しいとの報道が流れ、党内は消沈した雰囲気に包まれた。

特に物価高対策について、野党が消費税減税を掲げる中、自民党は現金給付を主張したが、その説明が不足していたと森山幹事長が反省を述べた。

また、SNSで外国人問題に関する議論が高まる中で、保守層の支持離れも指摘された。

森山幹事長は厳しい選挙状況を認識していたが、その結果が予想以上に厳しくなる可能性を感じていると語った。

(要約)

( 309371 )  2025/07/21 05:40:22  
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開票センターで報道各社の取材を受ける自民党の森山裕幹事長=20日午後、党本部(春名中撮影) 

 

与党で過半数が至上命題の自民党。東京・永田町の党本部4階に設けられた開票センターでは、20日午後8時に投票が締め切られると同時に劣勢が伝えられ、今後の政権運営への不安を表すように消沈した空気が漂った。 

 

開票センターで食い入るようにテレビを見ていた木原誠二選対委員長は、「過半数維持は難しい情勢」との一報に表情を崩さず、会場は静まり返った。少し遅れて入ってきた森山裕幹事長ら党幹部も一様に厳しい表情で、報道各社のインタビューにそれぞれ答えた。 

 

争点の一つである物価高対策では、野党が消費税減税を打ち出す中、自民は現金給付を訴えたが、森山幹事長は「社会保障と消費税の関係が国民に十分理解してもらえるまで説明をつくしきれなかった」と劣勢の一因に上げた。 

 

選挙戦で外国人をめぐる対応がSNSを中心に話題を集めると、これまで支持していた保守層離れも報じられた。森山幹事長は「厳しい選挙であるのは自覚していたが、思ったよりもさらに厳しい結果になるのかなという感じだ」と述べた。 

 

 

 
 

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