( 310311 )  2025/07/24 07:24:03  
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JR敦賀駅にとまる北陸新幹線の車両=2025年7月17日、福井県敦賀市、野口陽撮影 

 

 北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪のルート問題は、参院選の結果を受けてますます混迷を深めそうだ。整備新幹線のルートは、自民、公明の与党の沿線選出議員を中心に政治の場で決めてきた。だが、与党が衆院に続き、参院でも過半数を失い、いまの政権枠組みが変わらないとすれば、野党の意見も取り込む必要が出てきた。 

 

 選挙戦最終日の19日、京都市中心部の四条河原町。北陸新幹線のルート問題などを議論する与党の委員長を務める西田昌司氏(自民)は通りを行き交う有権者に訴えた。 

 

 「北陸新幹線問題につきましては、私が言っていないことも含め、全く事実と違うことが争点として言われている」「私が選挙に勝ったら一方的に(いまの小浜・京都ルートを)やっていく。そんなことは100%ない。そのことをまずご理解頂きたい」 

 

 改選数2の京都選挙区では、北陸新幹線が争点となり、報道各社の情勢調査は西田氏の苦戦を伝えていた。選挙戦でこの問題を取り上げない予定だったが「火消し」に追われた。 

 

■「なぜ突然」という思い 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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