( 310414 )  2025/07/25 03:35:02  
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埼玉県の大野元裕知事は22日の定例会見で、参院選における「外国人問題」に関する支持の集まりについて見解を示した。

川口市における在日クルド人の共生問題について触れた上で、外国人問題の定義は曖昧で、移民政策や治安の問題は国の管轄であるとし、国での議論の必要性を強調した。

また、犯罪や治安に関しては国籍や民族に関係なく取り組むべきとし、治安維持の重要性を訴えた。

参院選では自民党の古川氏が当選する一方、川口市では新顔の大津氏がトップの票を集めた。

(要約)

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大野元裕埼玉県知事(2019年8月撮影) 

 

 埼玉県の大野元裕知事は22日の定例会見で、参院選で「外国人問題」を論点にした政党が支持を集めたとの指摘に対して、持論を述べた。 

 

 埼玉県では、川口市などで在日クルド人をめぐる共生問題が指摘されている。会見で知事は、記者から「参院選で参政党を始めとして、外国人問題を訴えた問題が一定の支持を得た」との前提で、選挙結果をふまえた所感を聞かれた。 

 

 大野知事は「外国人問題が…定義がよく分からないのですが、仮に外国人問題が入管や、移民政策というのが日本の言葉であるのか分かりませんが、移民政策であるとすれば、あるいは領事政策ということであるとすれば、これは国の所管でありますので、今回、こういった主張をされた政党も多かったので、この後、しっかりと国で議論をしていただくべきものだと思います」と述べた。 

 

 続けて「他方で外国人問題が、定義によると思いますけど、仮に外国人による犯罪とか治安の問題であるとすれば、我々としては、令和5年に、県警察に対して、私の方から、県南部の治安の強化をお願いしたときにも明確に申し上げましたけれども、そこは全く、今回の選挙(結果)を受けても、令和5年から今も変わりません」と明言。「つまり、国籍、民族にかかわらず、しっかりと治安については維持することが必要であり、これは、国籍、人種、門地の問題ではないと考えています」と結論づけた。 

 

 参院選の埼玉選挙区(改選4)では、自民党現職の古川俊治(62)氏が約57万票、国民民主党新人の江原久美子氏(54)が約53万票、立憲民主党現職の熊谷裕人氏(63)が約48万票、参政党新人の大津力(53)氏が約46万票で当選。一方、川口市では大津氏が約4万1000票を獲得し、全候補者で1位だった。 

 

 

 
 

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