( 310604 )  2025/07/25 07:03:04  
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英紙フィナンシャル・タイムズは、アメリカが欧州連合(EU)への関税を15%に引き上げる方向で合意に近づいていると報じた。

この合意には航空機、酒類、医療機器の一部製品の関税免除も含まれ、輸入自動車の関税も15%に設定される見込み。

アメリカは8月1日からの関税引き上げを計画しており、EU側は930億ユーロ相当の報復関税を準備している。

ドイツのメルツ首相は、交渉がまもなく決定される可能性があると述べている。

(要約)

( 310606 )  2025/07/25 07:03:04  
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トランプ米大統領(左)とメルツ独首相(6月5日)=ロイター 

 

 【フランクフルト=秋山洋成】英紙フィナンシャル・タイムズは23日、米国による欧州連合(EU)への「相互関税」の税率を、15%とする方向で合意に近づいていると報じた。日本に対する関税率が15%で決着し、EU側との交渉に影響を与えたとの見方も示した。 

 

 事情に詳しい関係者の話として伝えた。報道によると、米EUは互いに航空機や酒類、医療機器など一部製品への関税を免除し、EUへの関税率は15%にする方向だ。輸入自動車に対する自動車関税も15%とする。 

 

 米国は12日、EUに対する関税率を8月1日から30%に引き上げる方針を示し、交渉期限が迫っている。ドイツのメルツ首相は23日、「(交渉の)決定が今まさになされるかもしれないと聞いている」と述べた。EUは交渉が不調に終わった場合に備え、計930億ユーロ(約16兆円)相当の報復関税を準備している。 

 

 

 
 

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