( 310649 )  2025/07/26 02:54:09  
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25日、石破総理の退陣要求が自民党内で広がる中、SNSで「石破辞めるな」との声が高まり、総理官邸前に約200人が集まってデモを行った。

参加者は「辞めないでほしい」と訴え、石破総理への支持を表明。

興味深いことに、自民党の支持者ではなく、立憲民主党やれいわ新選組、共産党の支持者も多く、彼らは石破総理を守りたい理由として、他の候補が首相になることへの懸念を挙げた。

また、デモを呼びかけた発起人は多様な意見を尊重する一方、差別主義者は受け入れないとした。

参加者の声には、ファシズムへの防波堤としての石破総理への期待が寄せられている。

年齢層も多様で、全国から集まっているという。

 

 

(要約)

( 310651 )  2025/07/26 02:54:09  
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“激励デモ”を現場直撃 

 

 25日、石破総理への退陣要求が自民党内から噴出するなか、SNS上で、「 

 

」という声が広がり、総理官邸前に200人近くが集まって、「 

 

#石破辞めるな 

 

」などの文字が書かれたプラカードを掲げながら石破総理を激励するデモが行われている。 

 

 現場にいるABEMA NEWS楪望キャスターに状況を聞いた。 

 

 楪キャスターは「先ほど午後7時から本格的に石破さんに対して『辞めないでほしい』などと訴えるデモが始まった。今も私の後ろにはプラカードだったり、皆さん思い思いの言葉を掲げて声をあげている。『石破辞めるな!』『石破負けるな!』『石破粘れ!』『民主主義を守れ!』などの言葉が飛び交っている。皆さんは石破総理にとにかく辞めないでほしいという思いを一つの声にして発している」と状況を説明。 

 

 楪キャスターが首相官邸前に到着した午後6時過ぎにはまだ人がそれほど集まっていなかったというが、6時半頃から続々と人が集まり始めて、7時を過ぎた今も人が押し寄せてきており、200人ほどになったという。 

 

 さらに官邸前から横断歩道を渡った向こう側にもずらりと人が集まっているという状況で「石破! 石破!」とコールが始まると道路の向こう側からも声が聞こえてくるという。 

 

 石破総理に対して辞めないでほしいと訴えている人がいる一方で、そこに対して、石破総理に“物を申したい”という人もおり、途中取っ組み合いのような形になって警察に取り押さえられたシーンもあった。 

 

 意外なことに、デモの参加者に自民党の支持者は少ないという。 

 

 楪キャスターは「何人かに聞いたが、全員自民党支持者ではなかった。立憲民主党、れいわ新選組、共産党などの支持者だった。話を聞くと、『自民党自体は支持していない。ただ、石破総理は応援したい。なぜなら、今そもそも与党が自民党だから、その状態は変えられない事実だ。ポスト石破と今叫ばれている中で名前が出てきている高市氏、小泉氏などが総理になられると困る。だからこそ、石破総理が今この状態にいることを私たちは守りたい』と。こういった声が聞こえてきた」と伝えた。 

 

 さらに「発起人はマイクを持って、午後7時頃に『信条や真理は問いません。皆さんそれぞれリスペクトを持ってください。ここにはいろいろな思いを持ってる方がいらっしゃいます。ただし、差別主義者はお断りします』と話した。その発言の後に、あたりから拍手が起きていた。その他にも『ファシズムの脅威が迫っている。その防波堤となっているのが石破総理』など、皆さんの信条はそれぞれだが、石破総理でいることを守りたい、守ってほしい、それを訴える。この点は一つなのだと感じた」という。 

 

 デモの参加者は年齢層もバラバラで住まいも兵庫県尼崎や福島など様々だという。報道陣は30〜40人程度。 

 

 

激励デモの現場 

 

 さらにデモの参加者の声として「参政党が今回議席を増やして躍進をした。それが余計に心配だ。排外主義・差別が進んでしまうのではないか。その防波堤になってくれるのは石破さんではないか。石破さんは『言葉が通じる総理』『話が通じる総理だ』」というものもあったという。 

 

 さらに、デモの参加者からは、 

「SNSの呼びかけを見てここに来た。政治の状態がより良くなるためではなく、これ以上悪くならないために、声をあげて行動する方が良いと思った。石破さんは、総理の立場にものすごく相応しいとは思わないが、そういう素養がある人ではあると思う」 

 

「自民党の総裁である石破さんというより、自民党の中で保守という考え方をしっかり持っている石破さんにもう少し頑張ってもらうために来た。参政党などと非常にシンパシーがある高市さんが出てくると、日本の民主主義の危機になると思っている」 

 

「石破さんにファシズムへの防波堤になってもらいたい」 

 

 などといった意見も聞かれたという。 

(ABEMA/ニュース企画) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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