( 310974 )  2025/07/27 04:14:06  
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自民党内での“石破おろし”が進行中で、青年局が石破総裁に辞任を求めています。

地方組織からも多くの辞任要求があり、結果的に17道府県で石破首相の退陣を求める声が上がっています。

特に参院選での敗北が影響し、ポスト石破候補として小泉大臣、高市さん、林官房長官らの名前が挙がっています。

自民党は28日に参院選の総括を行う予定で、この会合が“石破おろし”の動きにおける重要な局面となることが期待されています。

(要約)

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日テレNEWS NNN 

 

参院選の大敗などを受け、“石破おろし”の動きが止まりません。自民党の青年局は石破総裁ら執行部に対し、公然と辞任を要求。同党の地方組織の都道府県連でも、退陣を求める声が次々と上がっています。“ポスト石破”をめぐる動きも出てきています。 

そこで今回の 

 

、「退陣要求は? 地方の声調査」をテーマに解説します。 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原薫・日本テレビ解説委員 

「石破首相が続投を表明しても、退陣を求める動きは止まりません」 

 

自民党青年局長・中曽根康隆議員 

「総裁はじめ執行部の責任は極めて重く、そのけじめを強く求めるということであります」 

 

菅原解説委員 

「25日午後、自民党の青年局が森山幹事長と面会し、石破総裁ら執行部に対し、『選挙結果の総括を速やかに行った上で、自ら責任を取ることを求める』とする申し入れ書を提出しました」 

 

鈴江奈々アナウンサー 

「青年局ということで、自民党の中でも若手がまとまって辞任を突きつけるというのは異例のことだとは思います」 

 

菅原解説委員 

「本当に異例のことですね。それだけこの動きが大きくなってきているということだと思います」 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原解説委員 

「一方で、自民党の地方組織の動向にも注目です。日本テレビは47の自民党都道府県連にアンケートを行い、25日午後2時までに33の回答を得ました」 

 

「このアンケート結果に私たちの取材を加えると、『辞任を求める』と回答したり、組織決定したりしたのが11カ所。 組織決定はしていないものの、役員などが『辞任の必要がある』という認識を示したのが6カ所。合わせて17道府県となりました」 

 

森圭介アナウンサー 

「回答があった33のうち17で約半分ということですが、何か傾向は見えてくるんですか?」 

 

菅原解説委員 

「宮城・長野・富山・山梨など、今回の参院選で自民党の候補が負けた県から辞任を求める声が多く上がっています。さらに、辞任を求める栃木・神奈川・奈良・山口の4県には共通点があります。“ポスト石破”候補として名前が挙がる人たちの地元です」 

 

「神奈川県は小泉進次郎農林水産大臣(44)や河野太郎さん(62)の地元、そして栃木県は元幹事長の茂木敏充さん(69)の地元、そして奈良県は元総務大臣の高市早苗さん(64)の地元、山口県は林芳正官房長官(64)の地元です」 

 

「特に茂木さんが県連会長を務める栃木県連は辞任を求める理由として、『国民の信頼回復が見込めないから』と、結構厳しい回答をしています」 

 

「一方で『石破首相の続投を支持する』と答えたのは、首相のお膝元の鳥取県のみとなりました。私たちの取材に鳥取県連の幹部は『地元が批判したら、その時はいよいよ終わり。私たちは見放すなんてことはしません』と話していました」 

 

「さらに前回の自民党総裁選は石破首相と高市さんの決選投票になりましたが、この時石破首相に投票したのは26の道県連。総裁選からまだ1年しか経っていないんですが、26のうちの8、約3分の1がもう石破首相の辞任を求めています」 

 

森アナウンサー 

「1年で評価が変わってしまった。衆院選・都議選・参院選があり、これだけのところが、1年の結果で意見を変えようかなとなった、ということですね」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原解説委員 

「心が離れてしまったと言えるかもしれません。この状況で、“ポスト石破”をめぐる動きもすでに出てきています。現時点で有力視されるのが小泉大臣、高市さん、林官房長官、元経済安保担当大臣の小林鷹之さん(50)。全員が前回の総裁選にも立候補しています」 

 

「小泉大臣は21日、こんな発言をしていました」  

 

──総裁選が行われる場合に、出る意思は? 

 

小泉大臣 

「今回(参院選)の結果を受けてあらゆるものが、これから政治の選択肢というものはあるんでしょうから、現時点でお答えすることはありません」 

 

菅原解説委員 

「『あらゆる選択肢がある』というのは、総裁選への立候補にも含みを残した言い方でした。現職閣僚ですし、永田町ではやる気満々というふうに受け取られています。実際、自らに近い議員と電話などでやり取りしていて、すでに戦略を練り始めています」 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原解説委員 

「続いて高市早苗さんですが、参院選の最中の17日、私たちの取材にはこう答えていました」 

 

──(高市)代議士に国を引っ張ってほしいとの声も聞きますが、どう受け止めますか? 

 

高市さん  

「今はいち国会議員です。でも頑張ります」 

 

森アナウンサー 

「『今は』というところが気になります。この笑顔の裏にどんな思いがあるのか、というところですよね」 

 

菅原解説委員 

「周辺には今のところ、党が割れているように見えるのは良くないとして、『首相が辞めると言ったら、初めてどう動くか考える』と話しているそうですが、23日には高市さんを支持する議員らが会合を持ち、高市さん本人も麻生元首相と会談するなどしています」 

 

山崎誠アナウンサー 

「皆さん『まだ今は』ということですけれども、水面下でなんだかんだ動き出しているというところですかね」 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原解説委員 

「続いて林官房長官です。23日の会見で記者から『総裁選出馬に向けた見解は?』と問われ、このように答えています」 

 

林官房長官 

「引き続き官房長官として、国政全般にわたって石破首相をしっかりとお支えしてまいります」 

 

森アナウンサー 

「官房長官ですからね…」 

 

菅原解説委員 

「さすがに首相が辞任を表明するまでは、何も言えないのが普通ですよね。ただ、投開票日翌日の21日には、自らに近い議員らと会合を持ち、今後の対応などについて協議したということです」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

菅原解説委員 

「『コバホーク』こと小林さんも23日には、去年の総裁選で支援を受けた議員らと意見交換をしていました」  

 

鈴江アナウンサー 

「ポスト石破に向けて動きがあるようですけれども、トップが代わったら自民党が変わるのかという点も皆さん見ていると思います」 

 

菅原解説委員 

「自民党は28日に、参院選を総括するための両院議員懇談会を開きます。ここが“石破おろし”をめぐる最初のヤマ場となりそうです」 

 

(2025年7月25日午後4時半ごろ放送 news every.「 

 

」より) 

 

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