( 311579 )  2025/07/29 06:09:40  
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トランプ大統領とEUのフォンデアライエン委員長は、スコットランドでの首脳会談で関税交渉の大筋合意を発表した。

米国はEUに課す相互関税を30%から15%に引き下げ、輸入自動車への関税も15%にする。

一方、EUは米国から7500億ドルのエネルギーを購入し、6000億ドルを投資する。

これにより、米国の貿易赤字は2024年に2370億ドルに達する見込みで、両者間の関税の応酬は回避される見通し。

これは世界経済にとってプラスの影響が期待される。

(要約)

( 311581 )  2025/07/29 06:09:40  
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会談で握手を交わすフォンデアライエン氏(左)とトランプ氏=ロイター 

 

 【ロンドン=中西梓、ワシントン=田中宏幸】米国のトランプ大統領と欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のフォンデアライエン委員長は27日、英北部スコットランドで首脳会談を行い、関税交渉で大筋合意した。会談後、トランプ氏が表明した。 

 

 米国がEUに課す「相互関税」の税率を、通告していた30%から15%へ下げる。輸入自動車への関税も15%とする。一方でEUは、米国から7500億ドル(110兆円)のエネルギーを購入するほか、米国に6000億ドル(88兆円)投資する。 

 

 トランプ氏が関税交渉で合意を表明したのは、日本や英国、ベトナムなどに続いて6か国・地域となる。米国のEUに対する2024年の貿易赤字額は2370億ドルで、1位の中国に次いで多い。米EU間での関税の応酬は回避される見通しとなり、世界経済の先行きにはプラスとなりそうだ。 

 

 

 
 

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