( 311859 )  2025/07/30 06:17:26  
00

経済同友会の新浪剛史代表幹事は、日本銀行が早急に利上げをすべきだとの見解を示しました。

彼は、金融政策が経済に対する対応が遅れており、円安が続いていることが輸入物価の高騰を招いていると指摘。

日銀は物価の安定を目的に、過度に後手に回ることは許されないとの立場を強調しました。

次回の日銀の金融政策会合では金利が据え置かれる見通しですが、追加利上げを求める声も上がっています。

新浪氏は、長期金利の上昇にも触れ、判断が求められると述べました。

(要約)

( 311861 )  2025/07/30 06:17:26  
00

Bloomberg 

 

(ブルームバーグ): 経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーホールディングス会長)は29 日の定例会見で、日本銀行はすぐにでも利上げすべきだと主張した。現状は金融政策による経済情勢への対応が遅れているとの見方を示し、さらに後手に回り状況が悪化した場合には「総裁の責任だ」と述べた。 

 

新浪氏は、金利が上がらないことで円安が長引き、日本に輸入される食品などの高騰につながっていると指摘。物価の番人である日銀が、過度にビハインド・ザ・カーブ(後手に回ること)は許されないとの見解も示した。 

 

日銀が30日と31日に開く金融政策決定会合では政策金利を据え置く見通しだ。早期の追加利上げを求める声もある。日銀元理事の早川英男氏は、先行きも物価が2%程度で推移することが見込まれる中、「物価にフォーカスするなら、日銀は早めに利上げした方がいい」と14日のインタビューで指摘していた。 

 

新浪氏は利上げ観測による長期金利の上昇にも言及し、「これだけ一気に上がっていることを考えると、ここで適正な判断が必要だ」と述べた。 

 

(c)2025 Bloomberg L.P. 

 

Koh Yoshida 

 

 

 
 

IMAGE