( 312066 ) 2025/07/31 04:35:36 0 00 石原伸晃氏
自民党元幹事長で6月に政界引退を表明した石原伸晃氏(68)が30日、BS日テレ「深層NEWS」(月~金曜後6・58)に出演し、石破茂首相(党総裁)の進退を巡る党内対立についてコメントした。
参院選大敗にもかかわらず続投の方針を崩さない首相に対し党内からは批判が噴出。28日の両院議員懇談会では発言した議員の8割近くが退陣を求めた。
若手・中堅議員による“石破降ろし”の勢いは強まるばかりだが、党OBの目には“おとなしく”に映るようだ。元行政改革担当相の渡辺喜美氏が「随分おしとやか。紳士然としている」と党内対立について表現すると、石原氏は「私の聞いた方によると“辞めろ”って1人も言わなかったんです。“リーダーとしての責任があるんじゃございませんか?国民の声を謙虚に聞かれたらどうでしょう”というような感じだったそう」と両院議員懇談会の雰囲気を明かす。「そういうのがないと総理も“辞めません”って言っちゃうんじゃないですか」と推察した。
石原氏は、若手・中堅議員は石破首相を退陣に追い込む戦略が「まだ描けていないと思う」という。
そして若手・中堅が“おとなしい”理由に「選挙制度」を挙げ、「小選挙区制度によって“そんなこと言ったら私、次公認ないんじゃない?”ってビクビクしちゃう」と説明。「喜美さんや私たちが若い頃と全然違うのは(今の若手は)役職が欲しいのね。なんとか委員長が欲しい、なんとか副委員長が欲しい、なんとか副幹事長とかね」と自民党の後輩たちにダメ出しし、「そんなことじゃなくて我々の頃は国をどうしようか、こういうことを真剣に考えていた」と振り返った。
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