( 312289 )  2025/08/01 04:23:48  
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石破茂首相は参院選での大敗にもかかわらず、続投の意欲を示し、党内から批判を受けている。

彼は衆院予算委員会で「権力をもてあそべば報いを受ける」と述べ、権力の濫用や古い自民党との闘いを強調した。

参院選後の両院議員懇談会では退陣論が出たが、石破首相は続投の意向を変えないと明言した。

(要約)

( 312291 )  2025/08/01 04:23:48  
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衆院予算委で質問する石破茂首相=平成22年2月5日(衆院インターネット審議中継より) 

 

参院選で大敗したにもかかわらず、続投への意欲を示し続ける石破茂首相(自民党総裁)に、党内から「居座り」との批判も出ている。石破首相は、同党政調会長だった平成22年2月5日、衆院予算委員会で自身のスタンスを述べ、「権力をもてあそんだ者は必ずその報いを受ける」と語っていた。 

 

石破首相は同予算委で、前年の衆院選で自民党が大敗して民主党に政権を奪われたことに触れ、「私たちは、闘わねばならないものが2つある。1つは、権力をもてあそび、そしてまた、自らのために権力を利用しようとする、そういう勢力とは断固として闘わねばならない。あわせて、われわれは国民から拒絶された古い自由民主党とも闘っていかねばならない、そのことはよくわかっております」と説明した。 

 

そのうえで、「私はこう思うんです。権力をもてあそんだ者は必ずその報いを受ける。そしてまた、安全保障をもてあそんだ者は必ずその報いを受ける。財政をもてあそんだ者は必ずその報いを受ける。国民の心をもてあそんだ者は、必ずその報いを受ける。政治はそうあってはならない。そのように考えております」と話した。 

 

今回の参院選大敗を受けて開催された、7月28日の両院議員懇談会では出席者から退陣論が相次いだものの、石破首相は当面の続投を宣言した。終了後には、記者団から「続投方針に変わりはないか」と問われ、「ございません」と即答していた。 

 

 

 
 

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