( 312911 ) 2025/08/03 05:15:52 1 00 元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が、戦後80年にあたる終戦の日に石破茂首相が談話を発表する可能性について言及しました。 |
( 312913 ) 2025/08/03 05:15:52 0 00 石破茂首相(2025年7月撮影)
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏(69)が2日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。戦後80年となる15日の終戦の日に、石破茂首相が談話を発表する可能性について言及した。
参院選で過半数割れし、“石破降ろし”が吹き荒れる中、石破首相は首相続投に意欲を示している。
高橋氏はその理由について「80年談話を出して“宿敵”安倍元首相の戦後70年談話を上書きしたい」のではないかとの見方を示した。石破首相は参院選の街頭演説で各地の空襲被害に触れ、大戦の教訓を学ぶ必要性を訴えるなど戦後80年の検証に対する思い入れは強い。
一方で、1日には、石破首相が戦後80年となる15日に、自身の見解を示さない方向で最終調整に入ったとの報道もなされた。高橋氏はこれに、「私はこれウソと思った」と指摘。政治ジャーナリストの青山和弘氏もこの日朝、石破首相に確認したことを明かし、「新聞を信じてはなりません」と、石破首相の口ぶりをまねながら取材内容を明かし、「まだあきらめていない」と述べた。
高橋氏は「上書きするっていうのは前に戻るってことだから、隣国が喜ぶ」とした上で、戦後50年の村山談話、60年の小泉談話が8月15日、70年の安倍談話が8月14日に発出されていることに触れ、「8月15日と(日本が降伏文書に調印した)9月2日に出せないなら、14日に出すかもしれない。なんとしても出したい」と語った。
青山氏が「石破さんは非常にこだわりが強い。ここで80年の時に自分が総理大臣なのは天命であるというような思いを持っている」と話すと、高橋氏は「閣議決定がないからいつでも出せちゃう。本当は出すときに有識者呼ぶんだけど、誰も集まってない。お友達の有識者が誰もいないから、石破さんが勝手にしゃべる可能性がある。石破さんは人知を超えた人ですから。普通の人じゃない」と危惧した。
ゲスト出演した日本維新の会の吉村洋文代表は「安倍総理の70年談話は、1番最後、今後、戦後80年、90年、100年にわたって、平和な日本を国民の皆さんと作りあげていくとくくっている。ある意味、完結している。そこで完結させたらいい」と、戦後談話をこれ以上出す必要性がないと主張。国民民主党の玉木雄一郎代表も「単なるお気持ち表明になる。70年談話は半年くらい前から有識者でいろんなことを議論した上で練りに練って作っている。石破さんの単なるお気持ち表明になっちゃうので、練られてない中で歴史認識に関わるようなことをいうべきではありません。海外に利用されるだけ」と談話発表に否定的な見解を示した。
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