( 313431 )  2025/08/05 04:09:48  
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東京都内の動物病院で火災が発生し、入院中の愛犬「ミエル」が死亡したことを受け、飼い主が病院に300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した。

飼い主は愛犬を失ったことによる精神的苦痛を訴えている。

ミエルはヘルニアの手術後、入院中に火災が発生し、煙を吸って死亡したとされ、飼い主は病院の不注意を指摘している。

病院は訴状をまだ確認していないためコメントを控えている。

(要約)

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元気だった頃のミエル=代理人弁護士提供 

 

 動物病院の不注意で火災が起き、入院させたペットの愛犬が死んだとして、飼い主が4日、病院側に300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。飼い主は「我が子同然の愛犬と突然に別れることになり、多大な精神的苦痛を受けた」と主張している。 

 

 死んだのは5歳の雄犬の「ミエル」。マルチーズとトイプードルのミックスだった。 

 

 訴状によると、ミエルはヘルニアと診断され5月に東京都内の動物病院で手術を受けた。体調が回復するまで入院することになったが、3日後の朝に建物の一部が燃える火災が発生。煙を吸い込み死んだとしている。 

 

 飼い主側は、火災後の病院側の説明から、火元は病院で使っていたバリカンで、劣化した充電用コードで長時間充電を続けたことが原因だと主張。預かった犬の安全を確保する注意義務を負っているのに、点検や管理を怠ったとしている。 

 

 また、病院はホームページで火災の事実を公表したものの、謝罪の言葉がなかったとし、家族同然のペットの死を軽視しており、不誠実だと訴えている。 

 

 病院側は「訴状を見ていないのでコメントを控える」とした。【安元久美子】 

 

 

 
 

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