( 314391 )  2025/08/08 06:04:20  
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大阪府は7日、北陸新幹線の延伸について「米原ルート」も含めた比較検討を国交省に要望しました。

これは、与党プロジェクトチームが2016年に決定した「小浜・京都ルート」に対して、地下水への影響や建設費の負担に懸念が高まっているためです。

大阪府の副知事は、米原ルートの費用や期間を比較し、どちらが優位かを検討するべきだと強調しました。

また、7月の参院選で「米原ルート」の再検討が支持を集め、自民党の議員も国交省にその必要性を訴えています。

(要約)

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北陸新幹線 

 

 大阪府は7日、北陸新幹線の延伸について「米原ルート」も含めて比較検討するよう国交省に要望しました。 

 

 北陸新幹線の延伸は、与党のプロジェクトチーム(PT)が2016年、福井県の小浜市から京都市内を経由する「小浜・京都ルート」に決定し、駅の位置など詳細について検討を進めてきました。一方でこのルートをめぐっては、京都での地下水への影響や建設費の地元負担などを懸念する声が上がっています。 

 

 こうした状況を踏まえ、大阪府の森岡武一副知事は7日上京し、一度廃案となった滋賀県米原市を通る「米原ルート」も含めて比較検討するよう国交省に要望しました。国交省の担当職員が要望を受け取ったということです。 

 

 要望にあたり6日、府の吉村洋文知事は「小浜・京都ルートのままだと全く議論が進んでいなかった。米原ルートもきちんと費用や期間、B/C(費用対効果)を比較検討して、どちらが優位性が高いかというプロセスを踏んだ方が前に進むと思っている。1日も早い大阪への全線開業という目的を達成するためにも、大阪府として率先して進めていきたい」と話しました。 

 

 「米原ルート」をめぐる議論は急激に熱を帯びていて、7月の参院選では「米原ルート」再検討を公約に打ち出した維新の新実彰平氏が京都選挙区でトップ当選しました。その結果を受け、与党PT委員長として「小浜・京都ルート」を推進してきた自民の西田昌司参院議員も7月30日、「米原ルート」を再検証するよう国交省に求めたと明らかにしています。 

 

ABCテレビ 

 

 

 
 

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