( 314486 )  2025/08/08 07:42:55  
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第107回全国高校野球選手権の広陵対旭川志峯の試合が、午後7時29分に史上最も遅い時刻で開始された。

広陵高校の応援にはチアリーダーと吹奏楽部が不在で、控え部員がメガホンで応援した。

これは、今年1月の寮内での暴力行為を認めた後の措置であり、高野連からの厳重注意も影響している。

試合後、責任教師は応援団にブラスバンドが不在だったのは大会が重なったため、チアがいなかったのは帰宅時間を考慮した結果だと説明した。

(要約)

( 314488 )  2025/08/08 07:42:55  
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チアと吹奏楽なしの広陵スタンド 

 

 第107回全国高校野球選手権(甲子園)第3日第4試合、広陵(広島)-旭川志峯(北北海道)が始まった。 

 

 プレーボールは午後7時29分。史上最も遅い開始時刻となった。 

 

 広陵のアルプスにはチアリーダーと吹奏楽部の姿がなく、控え部員がメガホンで大声を出しながら声援を送った。 

 

 同校は6日、今年1月に寮内で暴力行為があったことを認め、被害生徒に謝罪する文書を発表した。把握したと記した内容は、4人の2年生が1人の1年生の部屋を個別に訪れ胸を叩く、頬を叩く、胸ぐらをつかむなどの行為。事実関係を聴取し「直ちに広島県高野連を通じて日本高野連に報告」したとしている。被害生徒の保護者からは「学校が確認した事実関係に誤りがある」と指摘を受けているという。 

 

 日本高野連は、同校が3月に厳重注意措置を受けた事案があったことを5日に発表。6日に「全国高校野球選手権大会出場の判断に変更はない」と見解を示していた。 

 

 広陵は春27度、夏26度の甲子園出場で春優勝3度、夏準優勝4度を誇る。プロ野球などにも多数OBを輩出している全国屈指の名門校として知られ、今夏は3年連続の出場を果たした。 

 

 試合後、同校の責任教師の中井惇一部長は「応援団にブラスバンドがいなかったのは大会が重なったため。チアがいなかったのは、ナイター終了からの日帰りだと帰宅が深夜になってしまうことへの配慮」と説明した。 

 

 

 
 

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