( 315301 )  2025/08/11 06:57:41  
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広陵高校(広島)は夏の選手権大会を途中辞退することを発表し、10日に会見を行った。

堀校長は、部員や保護者約250人を前に辞退の経緯を説明し、選手たちの姿勢に感謝の意を表した。

全ての選手から質問はなく、保護者からも理解を得られたことに感謝を述べた。

広陵は7日に初戦で旭川志峯を破ったものの、14日の予定されていた2回戦は対戦相手の津田学園の不戦勝となった。

(要約)

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会見を行う広陵・堀校長(撮影・亀井 直樹) 

 

 夏の選手権大会に出場中の広陵(広島)が10日に大会を途中辞退することを発表した。この日の午後に甲子園で会見した堀正和校長は広島市内の母校に戻り、午後7時前から約1時間、約250人の部員、保護者が出席した緊急の「保護者会」で改めて経緯を説明した。 

 

 「理事長と私、監督の方から今回の一連の話をさせていただきました。子供たちは本当に姿勢が正しく、何も乱すことなく、その姿勢に心から感謝をしています。3年生は2年間、2年生は1年間、1年生はこれまで、心を鍛え、どんな大きな波も乗り切る、子供たちが立っている姿に心がいっぱいになりました。選手からは何一つ質問もなく、いつも通りきちっとしたあいさつで終わりました」 

 

 前日9日に中井哲之監督が広島に戻り、理事会で辞退が決定。保護者への説明を経て、この日午前に関西滞在中だったナインは広島へバスで戻っていた。 

 

 説明会は学校に隣接する施設で開かれ「席はいっぱいで食堂はあふれている状態でした」と明かした。その上で「何一つ質問が上がらず、私たちの意志を受け取ってもらえたと思っております。校長として救われた。学校を守る、野球部員だけでなく、その他の生徒も含めて、生徒を守ること、教職員を守ることに、保護者会の皆さまが理解をしてくれたこと、感謝しかありません」 

 

 7日に旭川志峯(北北海道)との1回戦で3―1で勝利。2回戦は14日の第4試合で津田学園(三重)と対戦する予定だったが、津田学園の不戦勝が決まっている。 

 

 

 
 

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