( 315366 )  2025/08/12 03:04:33  
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広島県代表の広陵高校が「第107回全国高校野球選手権大会」を辞退した理由は、部内暴力に関する情報がSNSで拡散し、生徒への二次被害が発生したためと校長が説明した。

広島市議会議員の椋木太一氏は、この問題に対してSNSを辞退の理由にすることに違和感を示し、学校側が被害者としての立場を取っていると批判した。

また、問題の本質は学校や高野連の暴力事案に対する認識の甘さにあると強調した。

椋木氏は、教育現場での暴力がSNSの騒動にすり替えられようとしていると指摘し、古巣のメディアにも不満を表明した。

(要約)

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開会式で晴れやかに入場行進する広陵ナイン=2025年8月5日、甲子園球場 

 

 広島市議会議員の椋木(むくぎ)太一氏(50)が10、11日に自身のX(旧ツイッター)にコメントを投稿し、兵庫県西宮市の甲子園球場で開催されている「第107回全国高校野球選手権大会」を辞退した広島県代表・広陵高校についての違和感を示した。同校の堀正和校長が10日に西宮市内で会見を開き、出場辞退について説明。部内暴力に関する情報がSNSなどで拡散して生徒への2次被害が生じ、大会運営にも大きな支障を来していることを理由に挙げていた。 

 

 椋木氏は10日のXで「高校野球・広陵の辞退の件、やはり『SNSのせい』がトレンド入りしている。」と指摘した。「SNSのせいにして、学校側が被害者ポジションを取っていると見透かされている証左だ。」と分析。問題のメインが広陵野球部内の暴力ではなく、“騒動がSNSで拡散している”ことに移っているとした。 

 

 11日にも「まるで、『SNSのせいで辞退に追い込まれた』と言わんばかりの論調に違和感しかありません。」と投稿。「事の本質は、学校や高野連の暴力事案に対する認識の甘さなどに起因する、初動対応のまずさや鈍さでしょう。」とあらためて指摘した。 

 

 さらに「教育現場での暴力事案を”SNS炎上騒動”にすり替え、被害者ポジションを得ようとする学校や高野連、また、SNSの無力化に必死なオールドメディアの利害が一致したとみえる。」とコメント。自身も新聞記者出身だが、あえて“古巣”に怒りをにじませた。 

 

(よろず~ニュース編集部) 

 

よろず〜ニュース 

 

 

 
 

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