( 315376 )  2025/08/12 03:16:21  
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石破茂首相の進退について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が解説した。

自民党の両院議員総会では、参院選大敗の責任を問われる中、石破首相は続投の意向を示したが、参加者からは総裁選の前倒し実施を求める声が上がった。

田崎氏は、党内で石破首相を容易に辞めさせる仕組みが整ったと指摘し、9月に総裁選の意思確認が行われる可能性が高いと述べた。

また、宮崎県連も前倒し実施を決定しており他の県も同様の動きが予想される。

総裁選が実施されるためには172人以上の支持が必要であり、田崎氏は過半数を超えると予測している。

(要約)

( 315378 )  2025/08/12 03:16:21  
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石破茂首相 

 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に出演し、8日の自民党の両院議員総会を受けた石破茂首相(自民党総裁)の進退について解説した。 

 

 両院議員総会では253人が出席し35人が発言。参院選大敗の責任を問われている石破首相は続投へに意欲を重ねて表明した。出席者からは総裁選の前倒しを求める意見が相次ぎ、有村治子両院議員総会長は、前倒し実施の是非を決める党内手続きを進めるよう総裁選管理委員会に委ねた。 

 

 田崎氏は「石破さんを総裁の座から降ろす装置ができたということ」と解説し、「これがなければ辞めないでずっと続けることができるが、総裁選をやるかどうかの意思確認を恐らく9月上旬に行うわけですね。僕の取材では、やっぱり総裁選をやるという意見の方が強いように思います」と党内の状況を明かした。 

 

 同党の宮崎県連は9日の総務会で、総裁選の前倒し実施を求める方針を決定した。田崎氏は「その場では“石破さん続投でいいんじゃないか”という声もあったが、県連の幹部が“石破さんも立候補できる。そこで勝てば政権が安定するじゃないか”と言って前倒し実施に賛成でまとめたんです。他の県もそういう形でまとめてくるんじゃないかと思う」と説明。 

 

 「石破さんを辞めさせるわけじゃない、石破さんも立候補できる総裁選をやろうとしている。総裁選やるな、という声のほうが小さくなるんじゃないか」と自身の見方を示した。 

 

 所属国会議員295人と各都道府県連代表47人を合わせた342人中、172人以上の求めが確認されれば、総裁選実施が決まる。田崎氏は「僕の感じだと多分過半数超えますから、9月中旬から下旬に総裁選になるだろう」と予測した。 

 

  

 

 

 
 

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