( 315646 )  2025/08/13 03:31:29  
00

自民党の高市早苗・前経済安全保障相が12日に発表したX(旧ツイッター)での投稿の中で、橋下徹氏の自らに対する批判に反論した。

橋下氏は高市氏が自民党を離れるべきだと述べたが、高市氏は29年間自民党に所属し、党の活動に貢献してきたと強調。

さらに、自民党が保守とリベラルで混乱しているという橋下氏の見解に対しては同意せず、党の原点を見つめ直し国民のために尽力すると述べた。

(要約)

( 315648 )  2025/08/13 03:31:29  
00

高市早苗氏(2024年10月撮影) 

 

 自民党の高市早苗・前経済安全保障相は12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏の自身に対する発言報道をめぐり、強く反論した。 

 

 高市氏は「橋下徹氏が以前から私に対して批判的である事は承知していますが、何故、私が自民党を出ていかなくてはならないのでしょうか?」とした上で、10日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で橋下氏が発言したと報じられた内容を記載。「自民党が割れるというのは僕は大賛成。保守なのかリベラルなのかごちゃごちゃになってる」「ポイントは高市さんが本当に覚悟をもって出られるかなんですけれども」「高市さん、いろんなところで、中国に対してとかマッチョなこと言うけれども、ここで本当に高市さんがそれだけの勇気と覚悟があるんだったら、自民党から同じような思想の人を全部引き連れて、それこそ参政党なのか日本保守なのか、そっちのほうとグループ組めばいいんだけど、高市さんはやんない」と記した上で、「ここではっきりと申し上げますが、勿論、『やんない』です! いわゆるバリバリの『親中派』以外は自民党を出ていけ…と言われているに等しい話ですから」と、橋下氏の自身に対する評価に反論し、否定した。 

 

 「私は、これまでの約29年間、自民党の支部長として、地元で自民党員拡大活動や地域組織作りに励んできました。ここ数年は、自民党の全国会議員の中で、新規党員の入党紹介数はトップクラスであり、私の政治理念に共感して下さった多くの方々に自民党員として党を支えて頂いています」と、自民党員、自民党議員としての思いをつづった。 

 

 また、「『日本を、取り戻す。』のキャッチコピーで戦い、自民党が政権復帰を果たした平成24年衆議院選挙時には、広報本部長でした。その後、政調会長としては、衆参3回の国政選挙において自民党の公約を取り纏めてきました。いずれも『常に進歩を目指す保守政党』という自民党の『綱領』に基づく内容の公約で、その3回の選挙では勝利しています」とした上で、「橋下氏の御指摘のように、今の自民党が保守とリベラルでごちゃごちゃになっているから割れるべきだとは、私は思いません」と、主張した。 

 

 昨年の衆院選、今年7月の参院選で自民党は敗れ、衆参で少数与党に転落したが、高市氏は「国民の皆様の厳しい審判を、真摯に受け止めています」とした上で「自民党の原点を見つめ直しつつ、国民の皆様の命と暮らしを守り、力強く経済成長を続ける日本と強靭な国土を次世代に贈るべく、自民党の中でしっかりと働いてまいります」と、つづった。 

 

 

 
 

IMAGE