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夢洲駅の規制が解除され、警備員の案内で多くの人々が駅に入ったが、大阪メトロ中央線が運転を見合わせたため、万博会場近くでは多くの人が長時間足止めされた。

帰れない状況に不満を募らせる声が上がり、体調を崩す人も増えている。

神奈川県の男性とその父親も、帰宅の目処が立たず駅前で待たされている状態だ。

(要約)

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夢洲駅入り口の規制が解除され、警備員の案内に従って多くの人が駅に入っていった=2025年8月13日午後11時57分、大阪市此花区、魚住あかり撮影 

 

 大阪メトロ中央線が13日夜に一部区間の運転を見合わせたことで、大阪・関西万博会場の東ゲートの最寄り駅である夢洲(ゆめしま)駅やその周辺では多くの人が帰れないまま、長時間にわたって足止め状態となっている。 

 

 この日、父親(69)と2人で万博に訪れた神奈川県の男性(32)は、帰るために会場から出たところで、中央線が運転を見合わせているとのアナウンスを聞いた。 

 

 東ゲートから帰るためには、中央線に乗るしかない。夢洲駅前は大勢の客が滞留し、不満を募らせた人たちから「おせえよ」などと怒号が飛び交った。体調を崩し、救急車で運ばれる人も相次いでいるという。 

 

 実家のある奈良県に帰る予定だったが、14日午前0時が近づいても、帰宅できる見通しは立たない。男性と父親はペットボトルの飲み物を1本ずつ持ち、駅前で座って待っているが、蒸し暑さでのどが渇く。 

 

 男性は取材に「体はだんだんきつくなってきた。待つしかないけど、いつになったら帰れるのでしょうか」と話した。(上地一姫) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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