( 316098 ) 2025/08/14 06:50:05 0 00 5回、同点にされ悔しそうにベンチに戻る田中将(撮影・金田祐二)
「巨人3-4中日」(13日、東京ドーム)
巨人・田中将大投手が今季5度目の先発マウンドに上がったが、味方の失策に足を引っ張られた。5回3失点(自責点0)で降板となり、今季2勝目とはならなかった。
3点リードの五回1死一塁。山本を併殺コースの二ゴロに打ち取ったが、門脇の二塁への送球が左翼方向にそれる間に1点を返された。続く上林に右越え適時二塁打を浴びて1点差とされると、2死二塁からはボスラーに中前適時打を浴びて同点に追いつかれた。
一塁側ベンチに戻り、帽子を取ってタオルで汗を拭った右腕。顔を上げると、悔しさがこみ上げたのか、厳しい視線をグラウンドに向けるシーンがあった。
田中将は「バックに助けてもらっていたので、最少失点で抑えたかったですが、それができず非常に悔しい投球になってしまいました」とコメントし、門脇のミスをカバーできなかった自らへのいら立ちをにじませた。
逆転負けを喫した試合後には「ゲームを通していい守りに本当に助けられていたので、1点を失った後、なんとかカバーして抑えたかったっていう思いが強かったですし、リードしたまま降りないといけないなという風に思っていたので、後続のピッチャーに負担をかけて申し訳ないなという気持ちですね」と踏ん張りきれなかった自らを責めた。
7日のヤクルト戦では、六回途中3安打2失点(1自責)で勝ち投手の権利を持って降板したが、救援投手の乱調で今季2勝目が消滅していた。
日本で120勝、メジャーで78勝を挙げている田中将は、日米通算200勝にあと2勝と迫っていたが、またも足踏みとなった。
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