( 317176 )  2025/08/18 07:03:00  
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加藤登紀子(81)は、17日に放送されたTBSの「サンデーモーニング」で、石破茂首相が終戦の日に戦後80年の談話を発表しなかったことについてコメントした。

これまで10年ごとに談話が出されてきたが、今年は閣議決定によるものはなし。

石破首相は戦後の反省を含む意見を示したが、自民党内では「謝罪外交」に対する圧力があった。

加藤は、戦争の起因国としての意識を持ち、アジアにおける平和と幸福に貢献する姿勢を強調し、これからの日本の方向性に期待を寄せた。

(要約)

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加藤登紀子 

 

 歌手の加藤登紀子(81)が17日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演し、石破茂首相が終戦の日に戦後80年の首相談話を出さなかったことに言及した。 

 

 1995年に当時の村山富市首相が戦後50年談話を出して以降、10年ごとに首相が談話を発表して政府の公式見解として歴史認識を示してきたが、石破首相は今年、閣議決定による談話を出さず。15日の政府主催の全国戦没者追悼式では式辞に「反省」の文言を民主党政権以来13年ぶりに盛り込み、「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」と述べた。 

 

 首相は先の大戦に関する見解表明に意欲を見せており、日本が降伏文書に調印した9月2日など別の時期に発信する可能性は残っている。 

 

 自民党の保守派の議員らは2015年の安倍晋三元首相による70年談話で「謝罪外交」に区切りがついているとしており、石破首相による“上書き”を阻止しようと圧力を強めていた背景もある。 

 

 キャスターのフリーアナウンサー・膳場貴子は「戦争を検証していく、これは大事なことだと思うんですけど、自民党内の政局と結びつけないで判断していってほしいと思います」と話し、「戦争を経験された世代」の加藤に話を振る。 

 

 加藤は「石破さんが13年ぶりにきちんと反省しよう、きちんと戦争をもう1回検証しましょうということをおっしゃったのは凄い大事だと思う」と首相の式辞に言及し、「日本は敗戦国だけど戦争を始めた加害国でもあるという認識は若い人たちにも持っていてもらいたい」と話す。 

 

 そして「どうしてお詫びを、安倍さんは子々孫々しなくちゃいけないのかというふうにおっしゃったとあるんですけど。どのようにして戦争を行ったことに対する反省を私たちは今後の生き方の中で示そうかっていう時に、やっぱりアジアにおける戦争を二度と引き起こさない責任、日本は必ず平和的にアジアの幸福のために貢献する国だという姿勢を、はっきり持つことだと思う」とアジアの幸福に平和的に貢献する姿勢を示すべきと提言。 

 

 「積極的に何をどのような形で表現していくのか、そこまで踏み込んで石破さんには新しい日本の方向性を見せてほしい」と首相の80年見解に期待を寄せた。 

 

 

 
 

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