( 317596 )  2025/08/20 05:23:37  
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政府は、随意契約で小売業者に販売している備蓄米の販売期限を8月末から延長する方針を決定しました。

流通に時間がかかっているため、売り切れなかった業者は9月以降も販売が可能になります。

6月の販売開始以降、放出された約50万トンの備蓄米のうち、約30万トンに申し込みがありましたが、販売されたのは10万7千トンにとどまっています。

また、消費者の手に渡った米の約3割が8月10日まででした。

新米の出回りと重なることから、価格下落の懸念もあります。

(要約)

( 317598 )  2025/08/20 05:23:37  
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政府が随意契約で放出した備蓄米を買い求める人=6月、東京都大田区 

 

 政府が、随意契約で小売業者などに直接売り渡した備蓄米について、8月末までとしていた販売期限を延長する方針を固めたことが19日分かった。倉庫からの出庫や精米といった作業で流通に時間を要しており、期限までに売り切れなかった事業者が希望すれば9月以降も販売を認める。近く詳細を発表する。8月10日までに消費者の手に渡った随意契約の備蓄米は放出量の約3割だった。 

 

6月に沖縄県でも販売が始まった、政府が随意契約で放出した備蓄米=那覇市 

 

 8月末までに販売が間に合わないとして、随意契約をキャンセルする事業者も出ていた。農林水産省によると、随意契約で放出を公表した備蓄米50万トンのうち、申し込みがあったのは30万トン程度。残り20万トンは放出をやめるとみられる。10日までに全国で販売されたのは約10万7千トンだった。 

 

 2025年産の新米が出回る時期と備蓄米の販売が重なれば、価格下落の一因になるとの懸念が生産者などから出ており、随意契約の備蓄米の販売期限を8月末までに設定していた。 

 

 農水省の15日の発表によると、スーパー店頭で4~10日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は、前週よりも7円安い3508円。 

 

 

 
 

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