( 318326 ) 2025/08/23 03:57:34 1 00 自民党の臨時総裁選に関する議論が進んでおり、党総裁選挙管理委員会が、実施を求める所属国会議員の名前を公表する案を検討中です。 |
( 318328 ) 2025/08/23 03:57:34 0 00 自民党本部
自民党の臨時総裁選の議論を巡り、党総裁選挙管理委員会で、実施を要求する所属国会議員の氏名を公表する案が浮上している。党内からは、氏名を公表すれば党に深刻な亀裂を残すとの声が相次ぐ一方、石破首相(党総裁)への事実上の退陣勧告となる臨時総裁選の実施要求は重いとして、氏名の公表を支持する意見も出ている。
党則6条4項は、総裁の任期満了前でも、所属国会議員と都道府県連代表各1人の総数の過半数の要求があれば総裁選を実施すると定める。現在の総数は342人で過半数は172人だ。
総裁選管は19日の初会合で、総裁選の前倒し実施に賛成する党所属国会議員には、書面で申し出てもらう方針を共有した。書面は記名式とした上で、署名・押印を求める方向で調整している。
記名式とした場合は、申し出た議員の氏名を公表するかどうかが焦点だ。自民では総裁の自発的な辞任によらない臨時総裁選は前例がなく、前倒しが決まれば、首相も出馬を目指せるが、党内では「常識的には出られない」(ベテラン)と見る向きが多い。森山幹事長は周辺に「臨時総裁選の実施要求は軽い話ではない」として、氏名の公表を支持する考えを示している。
ただ、氏名の公表に踏み切れば、総裁選前倒しを要求した議員が党内抗争を主導したと世論に映る可能性があり、萎縮(いしゅく)効果を生みかねないとの見方もある。
首相の続投を批判する勢力には、所属議員が本音で意思表示できるよう無記名での書面提出を求める声が根強い。閣僚経験者は「総裁選の投票は無記名なのに、記名式や氏名公表とするのはおかしい。強権的なイメージを与えかねない」と批判し、別の中堅議員も「氏名が公表されれば、臨時総裁選実施の是非にかかわらず、党が分裂する」と危惧する。
書面の提出者についても、議員本人に限定するか、秘書らによる代理を認めるかを検討している。総裁選管は27日の会合で詰めの協議を行う方針で、臨時総裁選の実施に関する要望の確認作業を9月初旬に予定される参院選総括後に始めるとしている。
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