( 319628 ) 2025/08/28 03:22:30 0 00 石丸伸二氏(2025年7月14日撮影)
地域政党「再生の道」の石丸伸二代表(43)が2025年8月27日に記者会見を開き、代表を退任すると発表した。また、9月中旬に後任を決める代表選考会を行い、9月16日に新代表を公表する。
この会見で、東京新聞・望月衣塑子記者と石丸氏が激しく議論する一幕がネット上で注目を集めている。会見が始まる前、石丸氏が記者に苦言を呈したことを受け、望月氏は「メディアや記者を攻撃し続けている」と質疑応答で批判。その後11分ほど論戦を交わした。
■望月氏、石丸氏の記者とのやりとりを批判
会見前、石丸氏は、代表退任の記者会見に関する記事を報じた新聞社の記者を指名。「都議選と参院選で全敗」との見出しをつけた理由を質問し、苦言を呈した。また、別の新聞社の記者にも、目を瞑っている石丸氏の写真を用いた理由を尋ね、批判した。
その後の会見の質疑応答では、望月氏が石丸氏に質問。上記のやりとりを見て「大変衝撃でした」と伝えた上で、次のように話した。
「見出しの一個一個にまで、今日の会見を聞いてても攻撃している。『メディアに改めてほしい』という手法は、かつては上手くいったのかもしれない。ただ、都議選・参院選の結果を見るとどうでしょうか。こういうやり方を繰り返して、メディアや記者を攻撃し続けることは、結果として石丸さん自身の信頼や評価を貶めてしまうんじゃないかと、大変心配をしています」
その後、石丸氏から質問の主旨を尋ねられた望月氏は、「メディアや記者たちを攻撃しているやり方」は評価につながっていないとし、「こういうやり方を今後も続けるのか」と質問をまとめた。
この質問に対し、石丸氏は「私個人のポリシーなので、当然この先も不変です」と答えた上で、次のように続けた。
「私がつい笑ってしまったのは大変申し訳ないんですけれども、どの口が仰るんだろうと思って、つい笑いが出てしまいました。今まさに望月さんが言われているそのものを、私はオウム返ししているに過ぎない。ダブルスタンダードってこのことじゃないですか。自分がやるのは『批判』だけど、相手がやるのは『攻撃』だと仰る。それを直後に体現していらっしゃるので、いつか見た光景だなと思って笑ってしまいました」
この後も石丸氏と望月氏の論戦は続いた。議論が混み入る中、望月氏は「こういう会見のやり方をしていること自体が、私は大変酷い会見だと思ってるんです。分かりますか?」と聞き、石丸氏は「分かりません」と返答。望月氏は「記者が委縮してる」などと続けた。
これに対し、石丸氏は「この場は『再生の道』が、私が発表する場なので、意見の表見は別でやっていただいていいですか。質問に限ってください。毎回そこで伸びるんですよ。そこで伸びていたから批判されていた点はかなりあると思いますよ」と指摘。
11分ほど望月氏とのやり取りが続いたため、別の記者に指名が行き、石丸氏は「他が出尽くして時間が余ったらでよろしいですか?」と望月氏に伝えた。
その後、望月氏は会見の途中で退席。会場を出ようとする望月氏に対し、石丸氏は「望月さんもうお帰りですか? すみません、またの機会にお願いします。たぶん、萎縮あんまりしてなかったので、そしてなによりも望月さんが一番萎縮から遠かったと思うので、また良かったらお越しください」と声をかけている。
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