( 321201 )  2025/09/02 07:23:01  
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イチロー氏が8月31日に高校野球女子選抜対イチロー選抜の試合に出場し、9回1安打で完封勝利を収めた。

その後の取材で、現代野球に対する苦言を述べた。

彼は、選手がタブレットを見つめる姿や、ビデオ判定待ちの行動に対して、敬意を払うことが重要だと指摘。

特に審判のコールを無視する態度は野球へのリスペクトが欠けていると批判した。

また、女子選手の態度を称賛し、彼女たちの敬意や野球への感謝の心が大人が見習うべきものであると述べた。

(要約)

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試合前に練習を行うイチロー氏【写真:荒川祐史】 

 

 レジェンドが現代野球に苦言を呈した。イチロー氏は8月31日、バンテリンドームで「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN」に「1番・投手」で出場した。9回1安打完封で勝利に貢献したが、試合後の取材対応では変化しつつある現代野球に苦言を呈す一コマもあった。 

 

 イチロー氏は現代野球に「人と人がやっている熱量みたいなのを感じづらくなってきているでしょ」。ベンチ内ではグラウンドではなく、タブレットを真剣に見つめて情報を得ようとしている選手の姿が多い。 

 

「試合を見ているんじゃなくて、タブレットを見ている姿は見たくない。野球ファンは、ホントはそれを中でやってほしいことだから」と胸中を語った。さらにビデオ判定を待っている間の選手の振る舞いについても言及した。 

 

「審判がコールしているんだから、『アウト』ってコールされたら帰れよ、と。全員帰らないですよ、今。あれは僕は野球をリスペクトしているとは言えない。みんなそうですけどね。審判が『アウト』と言っている。一旦(ダグアウトに)帰れよと僕は思うんですよ。で、ビデオ判定を待ってダグアウトからまた出てくればいいじゃないですか。あれは全く敬意がない行為と言えるでしょうね」 

 

 その一方で、毎年対戦している「高校野球女子選抜」の態度については絶賛。「彼女たちは絶対にしない。審判をリスペクトしているんですよね。もう去年の試合でもお伝えしましたけど、あらゆることに敬意がある。野球ができることを、本当に幸せに感じている。野球ができるだけで彼女たちはハッピーに感じるんですよ。大人が見習わなきゃいけない姿勢だと思いますよ」と、イチロー氏自身が女子選手へリスペクトを示していた。 

 

湯浅大 / Dai Yuasa 

 

 

 
 

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