( 321246 )  2025/09/03 03:10:41  
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新浪剛史氏が辞任したサントリーホールディングスの会長として、彼が購入したサプリメントが合法なCBDであることを説明しました。

CBDは大麻草から得られるが、健康に害を及ぼさないとされており、特にリラックス効果を持つとして人気が高まっています。

一方で、THCは有害で幻覚を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

厚生労働省によると、CBDの抽出過程で微量のTHCが残存するリスクがあり、日本ではTHCが規定の残留限度を超えると違法です。

今年5月には、CBDグミにTHCが基準値を超えて含まれていた事例が確認されています。

(要約)

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新浪剛史氏=2024年12月16日、東京都港区、新田哲史撮影 

 

 サントリーホールディングス(HD)会長を辞任した新浪剛史氏は、自身で購入したサプリメントは、合法の「CBD(カンナビジオール)」だと説明した。CBDは大麻草由来だが、有害だとされておらず、厚生労働省の大麻規制に関する小委員会による2022年のまとめによると、欧米を中心に、リラックス効果をうたう食品やサプリメントの市場が急拡大している。国内でも販売されている。 

 

 一方、同じ大麻草由来のTHC(テトラヒドロカンナビノール)は幻覚などを引き起こし、依存性もあるなど健康被害の恐れがある。厚労省の監視指導・麻薬対策課によると、CBDもTHCも、油分に溶けやすいなど性質が似ている。CBDの抽出が目的でも、その過程でTHCが微量に残ってしまう可能性がある。大麻由来の成分の規制は国によって違いもあり、米国の一部の州では合法で購入できる場合もあるが、日本では、定められた残留限度値を上回るTHCが製品に含まれていれば、違法になるという。 

 

 今年5月にも厚労省の検査で、「CBDグミ」として販売されていた製品に、残留限度値を超えるTHCが含まれていたことが判明。注意喚起が出されている。(野口憲太) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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