( 322198 ) 2025/09/06 06:42:58 0 00 ホンダは2025年9月4日、約24年ぶりに復活となる新型「プレリュード」を翌5日から発売すると正式に発表しました。
“プレリュード”を名乗るクルマとしては、約24年ぶりの復活となります。
電動化時代の最新技術を取り入れ、ホンダならではの“操る喜び”を追求した新型プレリュードの登場に、大きな反響が寄せられています。
ホンダ新型「プレリュード」発表に賛否両論!
初代プレリュードは1978年に誕生。
歴代にわたってスタイリッシュなデザインと先進技術で人気を博し、「デートカー」の代名詞として親しまれた名車でした。
国産初の「電動式サンルーフ」や世界初の「四輪操舵システム(4WS)」、国産初の「アンチロックブレーキ(ABS)」の搭載など、常に時代を先取りする革新的な技術を投入してきた歴史を持っています。
しかし、2001年に5代目モデルが生産を終えて以来、その名は長らく途絶えていました。
そこから約22年が経過した2023年、ホンダは「ジャパンモビリティショー2023」でコンセプトモデル「プレリュードコンセプト」を初公開。
突然の復活劇に、新型プレリュードへの期待が一気に高まりました。
そして今回、ホンダは6代目となる新型プレリュードの正式発表と販売開始に至ったのです。
新型プレリュードは、ハッチバック形状を採用する4人乗りの3ドアクーペで、歴代モデルの伝統である先進技術、スタイリッシュさ、走行性能、そして実用性を高次元で両立しています。
シャシや足回りといったボディ構造には、現行「シビック タイプR」をベースにしつつ、新型プレリュード専用のチューニングを実施。
どこまでも走りたくなるような、心地よいドライビングフィールを目指したとされています。
ボディサイズは、全長4520mm×全幅1880mm×全高1355mm。ワイド&ローの低重心フォルムが、新型プレリュードの優れた走行性能を物語っています。
エクステリアは、他のホンダ車とは一線を画す斬新なフロントマスクが特徴的。
低く鋭いフロントノーズの造形は、どことなく4代目プレリュードを思わせるもので、歴代オーナーの心をくすぐる要素です。
さらに、クーペならではのルーフからリアへと流れる美しいラインは、エレガントかつスポーティなスタイルを形作っています。
インテリアは水平基調のデザインで、懐かしさと先進性を感じさせるもの。
運転席にはホールド性の高いスポーツシート、助手席には包み込むような柔らかなシートを採用し、快適性とスポーティさのバランスを成立させています。
内装色は先進的な「ブルー×ホワイト」と、スポーティな「ブルー×ブラック」の2タイプが設定され、どちらも上質な素材を取り入れており、大人のクーペに相応しい仕上げとなっています。
パワートレインには、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。
最高出力141馬力・最大トルク182Nmを発揮する2リッター直列4気筒エンジンと、合計最高出力184馬力・最大トルク315Nmのデュアルモーターを組み合わせ、CVTを介してスムーズかつ力強い走りを実現します。
くわえてWLTCモード燃費は23.6km/Lを達成するなど、高い環境性能と走行性能も両立しています。
また、ホンダ初となる制御技術「Honda S+ Shift」により、パドル操作でダイレクトな変速感を演出。
「アクティブサウンドコントロール」がエンジンサウンドの質を高め、日常からスポーツ走行まで幅広く楽しめる魅力的なモデルに仕上がっています。
安全面では「Honda SENSING」を標準装備。衝突軽減ブレーキや路外逸脱抑制機能など、充実した安全機能がドライバーをサポートします。
ボディカラーはホンダの新色の「ムーンリットホワイト・パール」をはじめ、「メテオロイドグレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「フレームレッド」の4色から選択可能です。
新型プレリュードの車両価格(消費税込)は、通常モデルが617万9800円、オンライン販売の初年度限定モデル「Honda ON Limited Edition」が648万100円で展開されます。
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この新型プレリュードの正式発表は大きな話題を招き、SNSなどでは様々なコメントが寄せられています。
新型「プレリュード」の正式発表に、SNSなどで反響殺到!
「新型プレリュード! ついに出ましたね!」
「伝説のスペシャリティカー、24年ぶりの復活にワクワクします」
「2ドアスポーツカーが売れない日本市場にも出してくれるホンダの心意気にエールを送りたい」
「プレリュードの復活はホンダファンのみならずスポーツクーペを愛するすべての人にとっての朗報」
「特別感があるし、所有欲も満たしてくれる1台になりそう」
「はじめのロットは間違いなく完売になるね」
といったコメントが数多く見られ、ホンダファンに限らない多くの人がプレリュードの復活を心待ちにしていたことが伝わります。
その一方で価格については、
「600万円超えって、すごい高級車ですね」
「新型プレリュード待っていましたが、この価格は買えません…」
「GR86やBRZと勝負するくらいのクルマじゃないんだ」
「往年のファンが欲しかったのはガソリンエンジンを搭載した300万円台のスポーツカーでしょ?」
「なんでだよー! その価格ならフェアレディZやスープラ買うよ!」
などの声が寄せられており、約617万円というプライスに衝撃を受けたという人も少なくないようです。
またデザインについては、
「デザインも魅力だし一度乗ってみよう」
「新しいのにあまり新しく見えない不思議なデザインですね」
「フロントマスクは良いけどリアが没個性であるとしか言いようがない」
「パッと見で『プリウス』に見えない?」
「新発売の『プリウスクーペ』です! と言われても驚かない」
といったコメントが見られ、まだ見慣れない新型車ゆえに賛否両論となっている様子。
その他には、
「ヘッドライトはどうにかリトラにして欲しかったな」
「プレリュードなのに4WSは無いのかぁ」
「サンルーフ無いってマジ? これこそプレリュードの伝統だったでしょ」
「本音では3ペダルのMTが欲しかったけど、そこは時代なのかなと諦めてます」
「ホンダのエンジンは最高なんだから、余計なハイブリッドもターボも必要無い」
「かつて鳴り物入りで登場した『CR-Z』を思い出す。あれもハイブリッドスポーツカーだったよね」
など、長い歴史と数多くのファンを抱えるプレリュードだけに、思い思いの理想像を語り合う投稿もありました。
くるまのニュース編集部
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