( 322916 )  2025/09/09 05:32:11  
00

「みんなで大家さん」の出資者たちが、分配金の支払い遅れや解約書類未着の問題を受けて提訴を決定しました。

出資者は、解約を申し出ても1年以上も書類が届かず、9000万円を失うことを恐れ、心身に大きな影響を受けています。

運営会社の共生バンクは、支払い遅延を認めつつ改善を約束していますが、実際には分配金が支払われておらず、不安が広がっています。

出資者たちは法的措置を取ることで対応を求めています。

(要約)

( 322918 )  2025/09/09 05:32:11  
00

「みんなで大家さん」提訴へ 分配金の支払い遅れ、解約書類は1年以上届かず 

 

 不動産に共同投資する「みんなで大家さん」の分配金の支払いが遅れている問題で、解約を申し込んでも1年以上、書類さえ届かない状況を受け、出資者らがまとまって提訴に動き出しました。 

 

「みんなで大家さん」出資者(60代)   

「お恥ずかしい話ですけど、トータル9000万円(出資した)。解約メール出したら返信来て『6〜12カ月みておいてください』と。これは(出資金が)戻ってこないと思って」 

 

 出資した9000万円は、40年間コツコツ働いたお金や、老後の保険を解約して用意したお金でした。 

 

「全部パァになっちゃうと思うと夜も眠れなかった。食事ものどを通らないし、10キロ近く痩せた」 

 

 「みんなで大家さん」は、複数の出資者が共同で不動産を運営し、収益を得る仕組みと説明されています。「想定利回り7%」といった高配当をうたい、およそ3万7000人から2000億円以上を集めてきました。   

 

 しかし、その主力プロジェクトとされる「ゲートウェイ成田」は工事が3度延期され、建設予定地はほぼ更地の状態。7月には分配金が支払われない事態が発生しましたが、今、出資者が恐れているのは、元本も戻ってこないリスクです。 

 

 「みんなで大家さん」の分配金の支払い遅れについて、運営会社・共生バンクグループの柳瀬健一代表が動画で説明しました。 

 

「今月(8月)末の支払いに間に合うように、最善の努力を続けており、死守する覚悟で取り組んでおります」 

 

 しかし、7月に続いて8月も分配金は支払われず、出資者に不安が広がっています。 

 

 相談を受けるリンク総合法律事務所・小幡歩弁護士のところには、「1年以上前に解約を申請したのに、必要な書類が送られてこない」という声も届いています。   

 

 5日、運営会社が入るビルに行ってみると、ブラインドは閉まっていますが、中には人の気配がありました。 

 

小幡弁護士  

「共生バンクに行きまして、幹部の方とお話をしたところ、『返金が難しい』というお話を伺いましたので、訴訟することにした」 

 

 共生バンクの柳瀬代表は、出資者に向けた動画メッセージで「時間があればすべての問題を解決でき、出資金の償還や配当遅延の問題を解決できる」と説明しています。 

 

 共生バンクは番組の取材に対して「訴状が届いたら、誠実に訴訟対応をする所存です」とコメントしました。 

 

(「グッド!モーニング」2025年9月8日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

IMAGE