( 323543 ) 2025/09/11 06:56:02 0 00 怖すぎる…日本年金機構からの手紙をスルーし続けた32歳元会社員、戦慄。最後に届いた「赤封筒」の正体
20代、30代からすると、年金受給はまだまだ先。ですが、年金保険料の支払いをしないままでいると、自分はもちろん身近な人に迷惑が及ぶ可能性もあります。詳しく見ていきましょう。
32歳のBさんは、独立した動画編集・映像制作のフリーランスです。会社員時代は映像制作会社に勤めていましたが、もっと自由に、もっと自分らしく働きたいと考え、独立を決意しました。
クライアントワークのほか、YouTube用動画や短編映像の制作も請け負い、仕事は多岐にわたります。それらはもちろん得意分野なので苦ではありません。しかし、苦手な経理や税金、保険の手続きはすべて自分で対応しなければなりません。
Bさんは基本、書類やDMはまとめて積み重ねて放置しがちなタイプ。クレジットカードや銀行から届く手紙も、基本は勧誘や重要ではないお知らせがほとんどなので、そのまま山積みにしておき、気が向いたときに処理する程度でした。
そんな中、日本年金機構から封筒が届きましたが、開封することなく無視。似たような封筒が何度か届いたような気もしますが、まったく意に介していません。独立後の忙しさや事務作業の苦手さ、さらにDM類の放置癖もあって、すぐに存在を忘れてしまったのです。
しかし、ある日、届いた封筒はいつもと違う赤(ピンク)色。「赤=危険」という刷り込みもあり、さすがのBさんも封を切ったといいます。
目を通すと、そこには年金未納による延滞金の記載とともに「財産差し押さえの可能性」、さらに「連帯納付義務」により家族にも影響が及ぶことが書かれていました。
「なんだこれ……やばい! しかも俺だけの問題じゃないの?」
ここでようやく危機感が芽生えたBさん。納付に向けて手続きを進めると、未払い分の合計に意外と驚き、同時に「こんなに焦ることになるなら、ちゃんと手紙を読んでおくんだった」と反省しています。
国民年金の加入は日本国民の義務であり、20歳以上になれば強制加入になります。そのため、「払わない」という選択肢は原則ありません。
会社員の場合、年金保険料は給与から天引きされるため、本人の意思とは関係なく自動的に納めることになります。逆にいえば、支払い忘れるリスクはほぼありません。
ですが、自営業の場合は、口座振替やクレジットカード、納付書等で自分で支払わなくてはなりません。脱サラしたばかりだと、うっかり忘れてしまっていた……そんな可能性もなくはないでしょう。
日本年金機構からの連絡を無視し続けると、Bさんのように「最終通知」が届いてしまいます。
令和6年度の差し押さえ執行件数は、実に2万6,797件。「差し押さえなんて脅しでは? 実際にされることはないだろう」という考えは甘いことがわかります。
Bさんはその後、すぐに納付。この事件の後、仕事の合間にネットで情報収集を始めました。「自営業は将来、本当に厳しいらしい」「年金はもちろん貯蓄や投資も必須」といった情報に触れるたび、危機感が膨らんだといいます。
そして、老後資金用の積み立ても開始。フリーランスとしての自由と将来の安心を両立させる方法を模索し始めました。
Bさんのように、将来の現実を目の当たりにして行動を起こすケースも少なくありません。 若いうちはつい先延ばしにしがちな年金や資産形成ですが、自由と安心のバランスを意識することが、フリーランス生活を後悔なく楽しむポイントなのです。
参考資料: 日本年金機構「令和6年度業務実績報告書」
THE GOLD ONLINE編集部
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