( 323986 )  2025/09/13 05:13:25  
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小泉進次郎農相は、12日にBS-TBSの番組に生出演し、石破茂首相との会談について詳しく語った。

石破氏は7日に辞意を表明し、これに伴い自民党の総裁選が行われることが決まった。

小泉氏は、辞意表明の前日に菅義偉副総裁と共に石破氏との会談を行ったと述べ、党内に広がっていた不安の声が重要な要素だったと explained。

菅副総裁との協力によって、石破氏に直接連絡を取り会談を実現させたと振り返り、党の結束を保つ重要性を強調した。

また、石破氏を説得することはできなかったが、彼の思いをじっくりと聞く機会だったと述べた。

(要約)

( 323988 )  2025/09/13 05:13:25  
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小泉進次郎氏 

 

 小泉進次郎農相(44)が12日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、石破茂首相が辞意を表明する前夜の会談について明かした。 

 

 石破氏は7日夜に会見を開き、辞意を表明。8日には同氏への退陣勧告の意味合いを持つ、総裁選前倒し実施の決議が行われることになっており、それを目前にしての決断だった。辞任に伴い、自民党総裁選が22日告示、10月4日投開票のスケジュールで行われることが決まった。 

 

 小泉氏は6日夜、菅義偉副総裁とともに、石破氏と会談。辞意表明が翌日だったことから、この3者による会談の意味合いがクローズアップされた。 

 

 小泉氏は6日の前段の話として、「党内に疑心暗鬼の声が広がっていた。(石破氏による)解散論で」と述べた。「党内の不安、不信がある中で、このまま8日を迎えてしまって、10時から総裁選前倒しの投票に、誰が投票した、誰が投票しないという色分けが進むことを招いたら、党内に修復できない亀裂を残すことになってしまう」。最悪の事態を前に、「これを何としても避けなければいけないという危機感がありました」と説明した。 

 

 そこで力を借りたのが、21年に首相を辞任した経験のある菅氏だった。「石破総理の心に届けられる立場にある方は菅副総裁だろうと。その思いから菅副総裁にお電話をして」。前日、当日と複数回、電話をしたといい、「“直接お話をされたらいかがですか?”と。菅副総裁からは“分かった。小泉さんも一緒に行こう”という話があった」と明かした。 

 

 「私は一緒に行く立場ではないと思ったので、菅副総裁にお電話をした」。それだけに、予想外の同席リクエストだったという。「一緒に行こうという話の中で、党の存亡の危機だと思っていますから、党の一致結束、分裂を招かないようにするためにできることは何か、常に考えていましたから」 

 

 3人による会談は約30分。菅氏は小泉氏と同じように、党分裂の危機を訴え、席を後にしたという。ここで思わぬことが起きたという。「私もここで立ち上がって、一緒に帰ろうと思ったら、石破総理から“小泉さんも行くの?”と言われまして。“残っていいんですか?”と言ったら、“いいよ”と。“後ろ、予定、大丈夫ですか?”、“大丈夫、大丈夫”、“じゃあ菅さんをお見送りしたら戻ってきます”という形で残ったというのが、この流れでした」と明かした。 

 

 12日の会見では、石破氏を説得したのかとの質問が飛んだ。小泉氏は「そんなことはとんでもなくて」と説明。「私のような立場が、何かを総理に説得するということはありえないこと」とし、「総理がどんな思いでおられるのか、この重大な局面で何を大切にしたいと思っているのか、一つ一つおうかがいするような時間だった」と述べた。 

 

 

 
 

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