( 324428 ) 2025/09/15 03:51:34 0 00 「再生の道」代表選に出席する石丸伸二代表
石丸伸二氏(43)が代表を務める地域政党「再生の道」の代表選考会が14日、都内で開催された。6月の都議選、7月の参院選で落選した全52人の立候補者から5名が立候補。青柳充哉氏(36)、奥村光貴氏(25)、大谷佳弘氏(54)、水野純也氏(63)、萩原崇氏(42)が名を連ねた。
代表選冒頭に、石丸氏が会場に駆けつけた党員に対し、演説を始めた。「代表の交代に際し、立候補を求めました。そして、結果5名が名乗りを上げてくださった」と前置きした上で「私の思いを共有させてください。何かと言うと、この5名の一方で、代表選に手を挙げなかった方もいらっしゃる。それぞれの事情、思い、思惑があるのは重々を承知しています。もちろん。普通に考えていろいろあります。しかしなお、それを分かった上で、皆さんにお伝えしときます」と切り出した。
そして「今回、このみんなで始めた、みんなでやっていく、党の代表選に対して、立候補しないという決断、選択。その際にもしかして誰かにやらせりゃいいじゃないか、とか。自分がやらない理由を探しにいった、忙しい等々、忙しいのは事実だと思います。もしかして、です。そういうことがあるかもしれないなと思って今、お話しした。なかったらいいです。あったとしても、それを非難してるわけではない。あって当然だと思います。私がお伝えしたいのは、もしそうだとするのならば、しっかり認識をした方がいい、ということです」と語った。
そして「酒を飲むとポテトチップスを食べたくなる」から家に置かないようにしている、との自身の例を引き合いに出し、「自分の弱さ、甘えというのものを理解してるので、コントロールしようという発想」と説明。「その弱さ、甘さが政治家にとって結構、致命傷になっていくリスクがあるからです。私だけでなく、皆さんが知ってる政治家、最初は志が高かったはずなんですよ。ほとんどの人は。しかしながら、いざその地位につけば、権力を手に入れた後はいろんな事情があって、それこそ立場もあって易きに流れていく。当初の志ではない方向に、多くの政治家の方が流れていくように私は思います。故に『再生の道』がここからまたリスタートしていく、再出発していく段階で、私の懸念をメンバーだけではなく、広く国民に共有しておきたいと思った次第です」と語った。
5分のプレゼンと20分、石丸氏との質疑応答が展開された。石丸氏は「選挙の振り返り」「日本の政治の問題点」「今後の党について」の3つの質問を投げかけた。登場順は事前のくじ引きで大谷氏、水野氏、青柳氏、奥村氏、萩原氏となった。15日に投票があり、16日に新代表の発表(記者会見)としている。
石丸氏は先月27日の会見で、代表を退任した上で代表選を実施すると発表し「当初の予定に沿った」と説明。代表選の立候補者は都議選、参院選に立候補した全52人の中から政治活動継続予定者の約40名、投票権利者も同様としていた。
「再生の道」代表選立候補者の詳細は以下の通り。
青柳氏は都議選杉並区で立候補し、落選。得票数は約8000票。出馬時の職業はベンチャー企業経営。早大政治経済学部政治学科を卒業。
奥村氏は都議選島部で立候補し、落選。得票数は約1400票。出馬時の職業は教育団体研究員。京大卒。
大谷氏は参院選比例区で立候補し、落選。得票数は約3000票。立大社会学部卒で、IT会社役員。8月、来春に任期満了を迎える東京都清瀬市長選への出馬意向を表明した。
水野氏は参院選比例区で立候補し、落選。得票数は約1900票。千葉商科大卒で、広告代理店社長。
萩原氏は都議選渋谷区で立候補し、落選。得票数は約12000票。出馬時の職業は上場支援コンサルティング業。東大大学院修了。
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