( 324506 )  2025/09/15 05:24:40  
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自動車整備士試験の申請者数が2024年度に過去最低の3万5504人となり、ピーク時から51.1%減少した。

原因は人口減少や厳しい労働環境、若者の車離れで、整備士不足が自動車の安全に影響する恐れがある。

調査では、整備要員が不足していると答えた事業者が47.2%に達し、収入の低さや肉体的な過酷さが影響を与えている。

整備要員の平均年収は約425万円、業態によって差が見られる。

(要約)

( 324508 )  2025/09/15 05:24:40  
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自動車整備士試験の申請者数の推移 

 

 自動車の整備士資格取得の試験申請者数が、2024年度に3万5504人と過去最低だったことが14日、分かった。ピークだった04年度の7万2623人から51.1%減と、20年間で半分以下になった。人口減少や厳しい労働環境、若者の車離れが響いた。整備士の不足は深刻で、自動車の安全に影響しかねず、政府や自動車業界が対策を急いでいる。 

 

 日本自動車整備振興会連合会への取材で判明した。試験は国の規定に基づいて同会が実施している。同会の24年度の調査では、整備要員が「不足している」と回答した事業者は47.2%に達した。人手不足のため、車検や修理で受け入れる車両数を抑える事業者もある。 

 

 愛知県犬山市の自動車販売店で整備を請け負う西村孝幸社長(47)は「現場作業で汚れる上に肉体労働で過酷だ。そのわりに収入が低い」と指摘した。同調査によると、整備要員の平均年収は425万7900円で、業態別では整備を専業とする事業者が381万5千円、自動車ディーラーが509万4300円となっている。 

 

 

 
 

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