トリドールホールディングスが運営する「丸亀製麺」は、店長の年収を最大2000万円に引き上げると発表しました。

現在の最高年収約520万円から大きな増額です。

飲食業界の人手不足が深刻化する中、優秀な人材を確保するために従業員の待遇を改善する狙いがあります。

新制度では、店長クラスに四つの階層を設け、最上位の店長を3年後に10人誕生させる計画です。

また、店舗管理の一部業務を副店長に移管し、店長は職場環境の改善に集中することになります。

人事評価には店舗の売上と従業員の満足度も考慮される仕組みも導入されます。

（要約）

丸亀製麺 

　トリドールホールディングス（ＨＤ）は１７日、運営するうどんチェーン「丸亀製麺」で店長の年収を最大２０００万円まで引き上げると発表した。現在の最大約５２０万円から大幅に増やす。飲食業界の人手不足が深刻となる中、従業員の待遇改善で、優秀な人材の確保につなげる狙いだ。 

　新制度では、店長クラスに四つの階層を設け、３年後に年収２０００万円クラスとなる最上位の店長を１０人誕生させる。また、店舗管理など一部の業務を副店長らに移管し、店長は職場環境の改善などに注力する。 

　店長クラスの人事評価には、店舗の売り上げに加え、従業員の満足度も測定し、総合的に判断する仕組みも導入する。