( 327878 ) 2025/09/28 06:22:32 0 00 欧州連合(EU)本部に掲げられたEU旗=ロイター
【ブリュッセル=秋山洋成】欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会は26日、日本企業の熱延鋼板に最大30%の反ダンピング(不当廉売)関税を課したと発表した。不当に安く販売され、EU域内の産業に損害を与えたと認定した。今後5年間適用する。
熱延鋼板は鋼材を熱して延ばしたもので、自動車や建材などに幅広く使われる。EUによると、税率は日本製鉄が30・0%、JFEスチールが29・8%、東京製鉄が6・9%などとした。欧州委は24年6月、欧州の鉄鋼業界から苦情の申し立てを受け、調査を進めていた。日本政府や企業は反論したが、受け入れられなかった。
日本のほか、エジプト製品に11・7%、ベトナムには12・1%の関税を課した。インドも調査対象となったが、課税は見送られた。
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