( 327911 )  2025/09/28 06:56:49  
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厚生労働省のエイズ動向委員会は、2024年に新たにHIV感染が確認された人数が994人となり、前年比で34人増加したと発表しました。

エイズを発症していた患者も332人に達し、全体的には過去20年で低水準ですが、2年連続で増加しています。

HIVは性行為や血液を通じて感染し、無症状の期間を経てエイズを発症します。

最近の増加は、コロナ禍での検査受診者の減少が一因とされています。

早期診断と治療の重要性が強調されています。

(要約)

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HIV感染症/エイズとは 

 

 厚生労働省のエイズ動向委員会は26日、2024年の1年間に新たにエイズウイルス(HIV)の感染が判明した人が、前年比34人増の994人(確定値)となり、2年連続で増加したと発表した。このうち、エイズを発症していた患者は同41人増の332人だった。いずれも過去20年では低水準だが、増加しているため、同委員会は今後の状況を注視するとしている。 

 

 HIVは性行為や血液を介して感染し、数年~10年の無症状期間を経てエイズを発症する。治療薬の服用で発症を抑えられる。 

 

 発表によると、HIVの感染が判明した人のうち、エイズを発症していた患者の割合は33・4%と、過去20年で最も高かった。理由について同委員会は、コロナ禍でHIV検査を受ける人が減り、エイズを発症するまで感染が分からなかった患者が増加したためとみている。 

 

 同委員会の白阪琢磨委員長は「発症予防には早期の診断と治療が重要だ。感染リスクがある人は、保健所や医療機関で検査を受けてほしい」と話している。 

 

 

 
 

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