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10月13日に発表されるノーベル経済学賞には、日本人の受賞者が未だにいない中、米プリンストン大の清滝信宏教授(70)が候補として注目されている。

清滝教授はマクロ経済学の専門家で、1997年に発表した「清滝・ムーアモデル」は日本のバブル崩壊の原因を説明する理論として知られており、土地や建物の担保価値の低下が企業の設備投資に影響を与え、不況を引き起こす仕組みを示した。

また、2008年のリーマン・ショックでは、経済政策への影響を与え、企業への公的資金投入が効果を発揮したとされている。

(要約)

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10月13日に発表されるノーベル経済学賞は、唯一、過去に日本人が受賞した事例がない。記念すべき初の受賞者候補として有力視されているのは、米プリンストン大の清滝信宏教授(70)だ。 

 

清滝氏はマクロ経済学が専門。1997年に英経済学者のジョン・ムーア氏と共同で発表した「清滝・ムーアモデル」が日本のバブル崩壊の構造を説明した理論として知られる。 

 

土地や建物などの担保価値が下がると、企業が銀行から融資を受けにくくなることで設備投資が細り、不況へとつながっていく仕組みを解明した。 

 

2008年のリーマン・ショックの際は、不況の長期化を防ぐための金融・財政政策のヒントになった。公的資金を自動車メーカーや金融機関に投入することで、傷口の拡大を防いだとされる。 

 

 

 
 

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