( 328761 )  2025/10/02 05:08:46  
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日本保守党の百田尚樹代表は、離党届を提出した竹上裕子衆院議員に対し、議員辞職を要求しました。

百田氏は、竹上議員が他党に移籍するなら議席を返すべきだと指摘し、その行為を有権者の気持ちを踏みにじるものと非難しました。

また、比例で当選した議員が直接他党に移ることができない現行制度にも触れ、法の抜け穴が存在することへの懸念を示しました。

一方、離党届はまだ正式に受理されておらず、河村たかし共同代表は特別友党関係の解消を通告され、自身の所属を自由に選ぶ権利を主張しました。

(要約)

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百田尚樹氏 

 

 日本保守党の百田尚樹代表が30日、国会内での会見で、同党に離党届を提出した竹上裕子衆院議員=比例東海=に対して議員辞職を要求した。 

 

 百田代表は「筋としてはやっぱり党が取った議席であるだけに、それをもし離党するなら、議席は返すべきなんじゃないか」と迫り「竹上議員の今回の離党は、有権者の気持ちを非常に踏みにじる、非常に汚い行為だと思います。ずるいですね。人として間違ってます」と非難した。 

 

 24年衆院選で、比例東海ブロックで当選した竹上氏に対し「竹上さんはわれわれの党の衆院議員ですけれども、彼女は小選挙区で、自力で取った議席ではない。あくまで(比例)東海ブロックで、そして有権者は日本保守党という党の名前を書いてくれた。たまたまその時に、ブロックの順位で一番トップにあった竹上さんが議員になったというだけで、もし別の名前であったら、その人がなっていた。竹山さんの取った議席と勘違いされたら困る」とクギを刺した。 

 

 現在の制度では、比例で当選した議員は「直接ダイレクトに他の党に移籍することはできません」と説明した百田氏は「しかしながら、これは抜け穴がありまして。例えば、新たに新党をこしらえる。新党をこしらえた場合は、党を離脱した人は新党に入れるというね…これ、法の抜け穴ですよ。いったん新党に入ったら、今度また別のところに入れるということで。こういうことが認められるとしたら、比例ブロックの選挙制度そのものが形骸化しますよね。いったい、何のための制度なのかと。有権者を非常に愚弄(ぐろう)する制度だと思います」と憤った。 

 

 有本香事務総長によると「私どもとしてはまだ、この離党届を正式には受理しておりません」と説明。衆院が29日、竹上氏が日本保守党会派を離脱したことについても「私どもまったく知らないうちに、島田(洋一)代議士も知らない間に(会派代表の)河村(たかし共同代表)さんの代表印が押印されて、離脱という届けがされたということを聞きました。ちょっと由々しき事態かなというふうに思っております」と訴えた。 

 

 一方、河村たかし共同代表(地域政党・減税日本代表)は同日、動画で、百田氏と有本氏から減税日本との特別友党関係解消、日本保守党共同代表解任を通告されたと明かし「解任は承諾できない。特別友党関係は、信頼関係の再構築は残念ですが不可能でございます」と回答。さらに「日本保守党所属の国会議員としての活動を要請されましたが、国会議員としてどの党に所属するかは私自身で決めます」と離党を示唆した。 

 

(よろず~ニュース編集部) 

 

よろず〜ニュース 

 

 

 
 

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