( 329143 ) 2025/10/03 07:21:32 0 00 ナ・リーグワイルドカード<ドジャース・レッズ>9回に登板する佐々木(撮影・沢田 明徳)
◇ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦 ドジャース8―4レッズ(2025年10月1日 ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が1日(日本時間2日)、本拠でのレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦で、9回に5番手でマウンドに上がり、ポストシーズン初登板を果たした。3者凡退で試合を締め、チームは連勝で地区シリーズ進出を決めた。
8―4の9回、マウンドに向かう佐々木には球場中から地鳴りのような大歓声。先頭・スティアへの初球で100・7マイル(約162キロ)を計測すると、「ロウキ」コール。スティアをスプリットで空振り三振に仕留めると、ファンは勝利を確信し、その場で立ち始めた。
続くラックスも2者連続三振に打ち取り、2死からヘイズへの2球目には渡米後、自己最速となる101.4マイル(約163.2キロ)を計測。最後は遊直に打ち取って試合を締め、ベンチから大谷、山本も出てきて拍手を送った。11球のうち、6球が100マイル超を計測するなど、圧巻投球だった。
佐々木は右肩のインピンジメント症候群で5月に負傷者リスト(IL)入り。復帰に向けてリハビリ登板を続ける中、先発陣は枚数が揃っていることやブルペン陣の不安定さなどから、マイナーで救援調整に挑んだ。
シーズン最終盤となった9月24日(同25日)のダイヤモンドバックス戦でリリーフとしてメジャー初登板し、1回を無安打無失点に抑え、初ホールドをマーク。中1日で迎えた26日(同27日)、敵地でのマリナーズ戦でメジャー2度目のリリーフ登板では、両リーグ最多、史上7人目のシーズン60本塁打を記録したシアトルの英雄・ローリーを空振り三振に仕留るなど、1回1安打無失点2奪三振で、直球の最速は100.1マイル(約161.1キロ)を計測していた。
チームは先発・山本由伸がメジャー自己最多となる113球を投げ、6回2/3を4安打2失点(自責0)と好投。打線も4回にE・ヘルナンデス、ロハスの連続タイムリーで逆転に成功すると、6回には大谷に右前適時打が飛び出すなど、一挙4点。投打が噛み合って、レッズに連勝。地区シリーズ進出を決めた。
4日(同5日)から始まる地区シリーズはフィリーズと戦う。
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