( 329263 ) 2025/10/04 04:58:50 0 00 前橋市長を田中眞紀子氏が一刀両断!
男性職員とホテルで密会していたことを認めた群馬県前橋市の小川晶市長。これまで、きちんとした説明がなされず、市民からも批判の声が上がる中、各会派から、市長の進退に関する申入書が提出される事態に発展しました。元外務大臣・田中眞紀子氏が小川市長のこれまでの対応や言動にズバリ切り込みます。
説明会は非公開で質疑応答もなし
自身の不倫疑惑をめぐって、2025年10月2日に行われたのが、市議に対する2度目の説明会です。一体何を語るのか、議員だけでなく前橋市民も聞きたいはずですが、撮影が許されたのは冒頭のみで、質疑応答など、市長の発言は完全非公開となりました。
説明会は約2時間におよび、その後、市長本人が報道陣の前に立ちましたが、前回の会見と同じく、“報道陣からの質問には答えない”と発表されました。
市長に“進退”申入書を提出
10月2日の説明会を受けて、3日には各会派の代表が集まり、小川市長に対し、全会派一致で“進退に対する申入書”を手渡したといいます。
申入書の内容は「市民に強い不信と失望を招いた社会現象にまで発展している。この問題に対し、責任を果たしておらず、市長の説明も真実として受け止められてはいない。小川市長の振る舞いとその後の対応が、市政に大きな混乱と停滞を招いていることを猛省し、第三者に相談するとしている自らの進退を、速やかに決断して明らかにするよう強く求める」というものです。
田中眞紀子氏
Q.小川市長に“進退に対する申入書”が出されましたが、どう思われますか? (田中眞紀子氏) 「こういうことが全国ベースで毎日のようにメディア・テレビ・SNSで報道されていて、世界中・日本中に出回るわけです。そのことが本人や周りを混乱させて本質を見失っているように思います。公人だろうと国会議員だろうと、こういうことがあったら、まず身を引かないと。私はすぐ辞めますね。やらなければいけない仕事があるのに、私的なことでズルズルすること自体に責任を感じられないということに問題があります」
弁護士・山﨑晴恵元宝塚市長
Q.市政の停滞が続くなら即刻やめるべきという意見もありますが、どう思いますか? (弁護士・山﨑晴恵元宝塚市長) 「これに関しては本人の考えが一番かなと思います。このままこの主張を続けて、どこかで市民が腑に落ちる説明するなら続ける選択肢もあると思います。例えば出直して、もう一回政策の部分で市民に選んでいただくのであれば、出直し選挙もありだと思います。今回は色んな感情が入り混じった案件で、本人が市長という立場と今回起こった事実を考えて決断するかというところだと思います」
市民は納得せず…
Q.市議には説明されましたが、その様子は非公開だったことに市民は納得していないようですが… (田中氏) 「市議も市民の代表です。問題は小川市長がこれ以上うまく弁解できない、説明がつかない。それ以上の説明ができないなら、さっさと辞めたほうがいい。税金でお給料をいただいているのに、ぐちゃぐちゃ言うなら辞めたらいい」
「報道されている以上の弁解はできない」
Q.十分な説明がなく、前橋市民はモヤモヤしますし、さらには市民の分断を生む可能性もありますよね? (田中氏) 「この市長は誰もが『なるほどね』と思うようにはできない。だったら早く辞めることが公益に資することです。しかし、それを言ってあげる周囲の人たちがいないのがお気の毒ですね」
市役所の外でしか話せないことはある?
Q.市長室で、ある程度プライべートな話や喧々諤々な議論はできないのでしょうか? (山﨑氏) 「市長室は職員であれば秘書課の前を通って『市長!』と呼ぶことはできます。市長室といえども、お客さんはいなくて、協議の場にもなりますので、喧々諤々出来る場所だと思います」
Q.市役所の外じゃないと話ができないということは、実際あるのでしょうか? (山﨑氏) 「私はなかったです」
本村健太郎弁護士
Q.法令違反ではないですが、これは百条委員会までいくと思いますか? (本村健太郎弁護士) 「申入書自体には、『辞職勧告』という内容までは含まれていないですが、限りなくそれに近い趣旨の申し入れなんです。もし市長が辞めない場合は、『辞職勧告決議』や『不信任決議』という方向になっていくと思います」
市政への影響は…
Q.市政への影響を考えると出直し選挙などで民意を問うことも必要だと思いますが、どう思いますか? (山﨑氏) 「ここまで動くと、その判断が遅れてくると思います。ご本人がどれだけ今回のことを理解して、市民の分断をどれだけ生んでいるか、市政の停滞も、副市長や職員が仕事は進めるので、現時点で大きな影響は出ていませんが、長くなれば出てくると思います。どう捉えて決断するか、それには時間が必要です。市議会からは『早く決断を』と言われていて、とても悩まれていると思います」
「写真を撮られてしまうので…」
Q.市長は尾行されることもあるということですが… (山﨑氏) 「『カメラ持ってつけられているから気を付けて』と言われたことはあります。絶対に男性の車の助手席に乗ってはいけませんよ、とアドバイスされました。食事をするときは、写真を撮られてしまうので2人ではダメと言われました。2人で話したいなら、知り合いの弁護士事務所の相談室を借りてお話するならよかったのに、とは思います」
はたして今後、小川市長から市民が納得できる説明はされるのでしょうか。
(「情報ライブミヤネ屋」2025年10月3日放送)
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