( 329448 ) 2025/10/05 03:44:24 0 00 日テレNEWS NNN
自民党の総裁選は4日午後3時前に決選投票の結果が発表され、1回目の投票で1位だった高市早苗・前経済安保担当相が決選投票でも小泉進次郎農林水産相を上回り、新総裁に選出されました。
結果について、党内からはどんな声があがっているのでしょうか。自民党本部から中継です。
高市陣営の議員は、「大逆転だった」と評価し、小泉陣営の議員からは、「想定外に議員票が伸び悩んだ」と振り返りました。
決選投票では、国会議員票が8割程度と大きな割合を占めることから、党員票が強い高市さんより、議員票に強い小泉さんを有力とみる見方があり、党内からは、「正直驚いた」との声が上がりました。
──勝敗を分けた理由は何だったのでしょうか?
最大の要因は、キングメーカーといわれた麻生最高顧問と、茂木前幹事長の陣営が、決選投票で塊となって高市氏を支持したことです。
最後まで情勢を見極めていた麻生氏が、3日から4日にかけて、議員らに事実上、高市氏に投票するよう指示を出したほか、茂木氏との面会でも、高市氏の支持の意向を伝えました。
これを受け、麻生派議員や、茂木陣営の多くが、決選投票で一斉に高市氏に投票したとみられます。
高市氏は、新総裁に選出直後、党本部の中でさっそく、麻生最高顧問と面会していて、感謝を伝えました。
勝敗を分けたもう一つのポイントは大きな失点がなかったことです。
高市氏は、去年、決選前のスピーチで制限時間をオーバーし、不評を買うという失点がありましたが、今回は、陣営が事前に、原稿に目を通し、原稿どおりのスピーチをするなど「安全運転」で臨みました。
一方の小泉氏の陣営では、配信動画に不適切なコメントを書くよう陣営関係者に依頼するなど、失点がありました。
小泉氏の議員票が伸び悩みもあり、高市氏が選出につながったと言えそうです。
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