( 329456 )  2025/10/05 03:55:28  
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自民党の高市早苗新総裁は、所属議員へのあいさつで「全員に馬車馬のように働いてもらう」と発言し、ワークライフバランスを捨てると述べた。

この発言に対し、SNSでは国民に対する影響を懸念する声や、働き過ぎを美徳とする考え方への疑問が寄せられた。

一方で「心強い」と感じる人もいた。

政府は長時間労働の削減を目指しているが、専門家は高市氏の発言がワークライフバランスの重要性を理解した上でのものか疑問を呈している。

(要約)

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自民党総裁選後に開かれた両院議員総会であいさつする高市早苗新総裁=4日午後3時3分、東京・永田町の党本部 

 

 自民党の高市早苗新総裁が、所属議員向けのあいさつで「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言したことが波紋を広げている。交流サイト(SNS)では「国民には強いないでほしい」などと戸惑いの声が上がった。 

 

 「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と強調した高市氏。SNSでは「働き過ぎを美徳とする考え方こそ、日本を疲弊させてきた原因」と疑問視する投稿が相次いだ。「心強い」との声もあった。 

 

 政府は、長時間労働削減を喫緊の課題として、働き方の見直しに向けた取り組みを進めている。 

 

 コンサルティング企業「ワーク・ライフバランス」(東京)の小室淑恵社長は「自身の決意としての言葉ではあるが、なぜワークライフバランスが社会にとって大切なのか分かった上での発言なのか疑問だ」と指摘する。「法定労働時間内でも両立が難しい現状を重視し、時間内で働いて評価され、生活できる給料が得られる日本をどうつくるのか尽力するのが優れたリーダーではないか」と訴えた。 

 

 

 
 

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