経団連の筒井義信会長は、円相場が1ドル152円台に下落したことについて、現時点で「悪い円安」と判断するのは早いと述べました。また、もし「悪い円安」なら、市場の疑念を解消するための発信が必須であると強調しました。(要約)
記者会見する経団連の筒井義信会長=8日午後、札幌市
経団連の筒井義信会長は8日、札幌市内で記者会見し、外国為替市場で円相場が1ドル=152円台に下落したことについて、「現時点で『悪い円安』かどうかを見極めるのは時期尚早」と述べた。
その上で「仮定の話として『悪い円安』なら、世間で取り沙汰されているような財政拡張圧力に対する市場の反応だ。もしそうなら、市場の疑念を払拭する発信は必要だ」と強調した。